
2026.2.19
教員

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教員の仕事は、子どもたちの成長をそばで支えられる仕事です。一方で、忙しい毎日の合間に「この働き方を、あと何年続けられるのか」「このままで本当にいいのか」と考えてしまうことがあるのではないでしょうか。
そのモヤモヤを誰にも話せないまま、「みんな頑張っているし、自分だけがしんどいと思ってはいけない」と飲み込んでしまう先生もいます。
ただ、セカンドキャリアを考えることは、今の職場から逃げ出すことではありません。「自分らしく働くための選択肢を増やすこと」だと私たちは考えています。
ここでは、教員が悩む背景や相談先の違い、セカンドキャリアの方向性を整理します。
私たちクジラボは、これまで5,000名以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の先生方のキャリア相談を受けてきた経験をもとに、あなたの本音や不安を安心して言葉にできる場をご用意しています。
» クジラボの教員向けキャリアカウンセリングについて詳しく知る

教師の仕事はひとりでは抱えきれない複雑な悩みに直面することがあります。
ここでは、悩みを3つの側面に分け、背景にある構造的な要因を整理します。
教員という仕事は、「子どもを何とかしてあげたい」という情熱が欠かせません。また、責任感が強い先生ほど、自分に厳しくなりやすい面もあります。一方で、精神的な負荷が大きい保護者対応・複雑な問題への対応といった過重な業務が重なり、その結果不調を訴える先生もいます。実際、2023年度には精神疾患により病気休職した公立学校教職員が7,119人にのぼり、過去最多となっています。
こうした背景から、セカンドキャリアを視野に入れる先生も少なくありません。
参考:文部科学省|令和5年度公立学校教職員の人事行政状況調査について
朝から夜まで働き、部活動や授業準備に追われると、割に合わないと感じることもあるでしょう。
たとえば、公立校の教員だと、原則として時間外勤務手当が支給されない仕組みとなっています。その代わりに給与月額の4%に相当する「教職調整額」を基準に条例で定める制度があります。
2025年6月11日に給特法等の改正法が成立し、教職調整額を段階的に10%へ引き上げる方針が示されました。引き上げは2026年1月から毎年1%ずつ段階的に進め、2031年1月に10%とする方向です。
(※適用や詳細は、国の制度に加え、各自治体の条例・運用により異なる場合があります。)
法整備が進んでいるとはいえ、この制度のもとでは、勤務時間の長さや負担が給与に反映されにくいのが実情です。負担の大きさにかかわらず処遇が同じに見えてしまい、「頑張りが報われにくい」と感じる先生もいらっしゃるでしょう。
参考:e-Gov|公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法(第三条)
経験が豊富になるほど、学校外で通用するのかという閉塞感や葛藤を抱える方もいます。
公立学校特有の数年ごとの異動は、築いた人間関係やノウハウを活かしにくく、キャリアを一からやり直すような徒労感につながることがあります。
実際、定期的な異動の運用は自治体により異なるものの、数年単位で配置転換が行われることが多いです。築いてきた人間関係やノウハウを活かしきれないまま、新しい職場で一からやり直すケースが少なくありません。
慣習や前例が重視される組織風土は「子どもたちにより良い環境を作りたい」という貢献意欲をそぐことがあります。
また調査では、仕事に誇りを感じている教員は約6割いる一方、教職を「勧めたい」と考える人は約2割にとどまり、理想と現実のギャップが将来像の描きにくさにつながっていることがうかがえます。
参考:パーソル総合研究所|教員の職業生活に関する定量調査

キャリアに関する悩みを打ち明けたいと思っても、「誰に、何を話せばいいのか」で迷ってしまうものです。
ここでは、代表的な3つの相談先をお伝えします。
身近な同僚や管理職であれば職場の内情を理解しているため、改善の糸口が見つかる可能性があります。
ただし、相談しても「教員はそんなもの」「私の時もそうだった」と流されてしまう場合もあるでしょう。
また、職場は利害関係があるため、本音を言いづらく進退に関わる悩みほど打ち明けづらいこともあります。
まずは業務の調整相談から始め、退職や転職の話は信頼できる相手を選んで段階的に切り出すのが現実的です。
退職を決めている方にとっての転職エージェントは、心強い存在です。求人紹介や選考対策など、転職活動を進めやすくなります。
ただし、必ずしも担当エージェントが教員の働き方に対して深く理解しているとは限りません。
その結果、教員ならではの経験価値が十分に汲み取られず、希望とズレた求人を提案されることもあります。
また、教員を続ける可能性も含めて相談したい場合には、転職前提のエージェントだと話しにくいことがあります。目的に合わせて選ぶのが大切です。
教員専門のキャリアカウンセリングは、価値観や強みの整理をもとにしたキャリア設計を主な目的にしています。最大の特徴は、「続けるか、辞めるか」という結論を急がない点です。転職ありきではなく納得できる選択肢を一緒に探します。
職場では言いづらいことも、利害のない第三者には話しやすい場合があるでしょう。
» クジラボの教員向けキャリアカウンセリングについて詳しく知る

キャリアカウンセリングと転職エージェント、どちらもキャリアの相談に乗ってくれますが、その目的と役割は大きく異なります。
転職はあくまで手段のひとつです。今必要なのは何かを確かめておきましょう。
転職エージェントの目指す状態が「転職の実現」であるのに対し、キャリアカウンセリングの目指す状態は「相談者自身が自分のキャリアに納得解を見出すこと」にあります。そのため、現職を続ける選択も含めて、納得できる形を一緒に探すことができます。
実際、クジラボのプログラム受講者の中には、対話を通じて「現職を続ける」という前向きな選択に至る方も多くいます。
中学校教員18年目のUさんは、クジラボのプログラムを経て、「教員として今後も続けていくことを決めたので、よりよい教育とは何かを常に考えて生きたいと考えています。でも、つまずいたときにはいったん立ち止まって深堀りし、再び立ち上がることをくり返し『行動→気づき→行動』を続けていこうと考えています。」と話しています。
継続・転職の前に一度立ち止まって考える時間が大切だといえるでしょう。
» 「教員としてこのままでいいのか」キャリアに悩む18年目。現職に残る決断ができたのは、転職活動がきっかけ
転職エージェントは、あなたのスキルや経験が「どの求人にマッチするか」という視点で話を進めることが中心となります。
一方、キャリアカウンセリングでは、「あなた自身がどうありたいか」「何を大切にしたいか」という内面的な部分に深く焦点を当てます。
小学校教員6年目Tさんは、クジラボでの相談を通じて、「実際自分がこれからどうなるのか、まっすぐやろうと決めた道を進めるのか分かりません。でも、自分が後悔しないように、この道に進んでよかったと思えるように、例え失敗があったとしてもまずはやってみようと思えました。」と話しています。
クジラボは転職するかどうかが明確になっていない段階の相談も承っています。価値観の整理から進めたい方には相性が良いでしょう。
» 「辞めたい、でもやりたいことはない」がスタート。そこから進みたい道が見つかるまで
転職活動という短期的なゴールを目指す転職エージェントに対し、キャリアカウンセリングは、人生全体を見据えた中長期的な視点でキャリアを考える時間です。今すぐ転職しない場合でも、キャリアの軸を明確にする目的で相談できます。
中学校教員8年目のKさんは、「転職前提で話を進めることもないですし、『マイキャリア』という自分だけの道を一緒に探していくサービスだと思います。セッションをしていく中で、進みたいと思っているけどこれまで見えていなかった道が明確になっていく感覚がありました。」と話しています。
このように、クジラボのプログラムは転職活動だけでなく、自分の道を見つけるための支援を行っています。
» 横で聞いていた妻が驚くほど。感覚を言語化してくれるメンターの力

「教員経験は他の仕事では通用しないのでは」と不安になる方もいます。ただ、教員として培った力は、業界や職種を超えて活かせる可能性があります。
あなたが学校で培った能力は、業界や職種を超えて活かせるスキルです。
教員としての経験を学校内の用語で終わらせず、ビジネスで再現可能なポータブルスキルとして言語化することが、セカンドキャリア成功のポイントとなるでしょう。
教員は、生徒や保護者、同僚、地域といった多様な関係者と関わり、日々のやり取りで意見をすり合わせています。
保護者対応や進路指導などで培った高度なヒアリング力もその一部です。立場が異なる人々の意見をまとめ、チームを動かす力は、民間でも評価される場合があります。
顧客や社内部署との折衝が多い仕事では、特に活きるでしょう。
生徒指導や学校課題は、単一の原因で片付かないことが多いものです。複合的な要因を整理し、本質的な問題を見極める必要があります。
正解のない問いに向き合い、最適解を探す力は、企画部門や、コンサルティング業務などで活かせることがあります。
クラス運営や行事企画は、段取りと調整の連続です。限られた時間・人員・予算の中で、目標達成に向けて進捗を管理する力は、プロジェクト管理能力そのものです。
特に30代後半以降の先生が転職する場合、組織をまとめる力や人や業務の流れを整える役割を担った経験は、評価されることがあります。
自分がプレイヤーとして動くだけでなく、周囲を巻き込んで成果を出す力は、リーダー層に求められる重要な資質だからです。

自分の強みを再発見した上で、具体的な選択肢を見ていきましょう。給与・働き方・やりがいなど、望む未来と照らし合わせることが大切です。
学校以外の教育分野を選ぶこともできます。学校とは違った形で子どもたちに携われる選択肢です。
元教員としての経験は、教材企画や学校向けのサービス開発で、現場のニーズを理解している長所として評価されることがあります。
具体例は次のとおりです。
EdTech企業(教材・教育サービス)
児童発達支援・放課後等デイサービス
地域×教育のコーディネート
私立学校・通信制高校
教育系NPO
日本語教師
これらの職業は、学校とは異なる環境で、より柔軟な働き方や専門性を深める道だといえるでしょう。
教員として培った「人を育む力」を、大人に向けて活かす道もあります。支援の対象を「人生の転機に立つ大人」に広げたい方には最適な選択肢となるでしょう。
教員時代に磨いた高いヒアリング力や人への共感力、育成の経験が強みになります。
具体例は次のとおりです。
採用人事
キャリアアドバイザー
コーチング
カウンセリング
人材営業
学校とは違う環境でありながら、人の成長を間近でサポートできる職業です。教員時代に感じていたやりがいや貢献感が近い形で得られる可能性もあります。
学校とは異なるフィールドで挑戦する方もいます。
具体例は次のとおりです。
セールス職
接客・販売職
施工管理
店舗管理
制作管理
教員時代に培った目標達成への粘り強さや、対人スキルが評価されることがあります。
採用方針は企業や業界でも変わるため一概にはいえません。ただ、人柄や学習意欲、経験を重視する企業もあります。
特に20代であれば、未経験でもキャリアチェンジのチャンスが比較的多く、30代でも未経験転職の事例が見られます。
フリーランスや起業など、組織に縛られない働き方も選べます。
非常勤講師として働き、プライベートの時間を確保しつつ、一定の収入を得ている方もいます。特に若い世代の方の場合、デジタル領域への親和性を活かしてエンジニアに転身するといった例も出てきています。
元小学校教員6年目のMさんは、長年続けてきたマリンスポーツへの熱い思いを原動力に新たなキャリアを模索。クジラボの受講を通じて、独立の道へと歩みはじめました。
» 小学校教員からフリーランスへ 『楽しい』を追求して、自分の人生を舵取りする

私たちクジラボのキャリアカウンセリングは、単に転職先を紹介するサービスではありません。5,000名以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の先生方と向き合ってきた経験から、あなたが自分らしい未来を描くための「心の変化」を3つのステップでお届けします。
まずは対話を通じて、あなたが抱える漠然とした不安や悩みを一つひとつ言葉にしていきます。「なぜつらいのか」「何に違和感があるのか」を言語化することで、頭の中が整理され、客観的に自分を見つめられるようになります。
心理的に安全な場で想いを全肯定してもらえることで、精神的に前向きになれる方が多いようです。
カウンセリング後には「気持ちが軽くなった」「モヤモヤの正体がわかって安心した」といった感想が寄せられています。実際、クジラボ利用者の満足度は98%に達しており、「話を聞いてもらって心が救われた」という声が多く聞かれます。
「教員の経験しかない…」と自信をなくしている方も、カウンセリングを通して、当たり前だと思っていた経験が、素晴らしい強みであることに気づくでしょう。
自身の経験を「教員以外で活かす」という観点も含めて掘り下げて、あなたの価値を再発見できます。
自己理解が深まり、強みを再認識した上で「教員として働き方を変える」「新しい道に進む」など、具体的な選択肢を一緒に探っていきます。
どんな時代やライフステージの変化にも対応できる「自立的な安定」が得られるよう、あなたの価値観に基づいた一歩を踏み出せるようにサポートします。

教員の方がキャリアに悩むことは、決して特別なことではありません。むしろ、それはあなたが自分の人生と真剣に向き合っている証拠だといえます。
クジラボは、「教員を続けるか、辞めるか」をフラットに扱い、ご本人が納得できる選択ができることを重視しています。貯蓄やライフプランニング、そして教員を続ける場合の考え方や仕事の取り組み方を変えるアプローチも含めて、あなたの理想的な未来にたどり着けるよう支援しています。
私たちは教員としての苦しさに寄り添い、その経験を価値として認めています。
ぜひ一度、あなたの「大切にしたい人生の軸」を見つけるために、私たちと一緒に次のステップを考えてみませんか?
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