市役所職員の将来はやばい?キャリアに悩むあなたが今すぐできること

2025.11.30

行政職員

市役所職員の将来はやばい?キャリアに悩むあなたが今すぐできること

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「市役所職員の将来はやばい」といったネガティブな情報を見聞きすることもあるかもしれません。

そういった情報に触れたとき「たしかに…独特なところもあるからいざというときに転職は難しいかも…」とご自身のキャリアに漠然とした不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

公務員は、雇用が安定していて社会的信用が高いという魅力があります。

しかし、社会が大きく変化する中で「離職していく同僚が多く、自分が取り残される感覚がある…」「異動が多くてスキルが積み上がりづらい」と今後のキャリアに不安を感じることもあるかもしれません。

この記事では、公務員に特化したキャリア支援をおこなう「クジラボ」が、市役所職員の将来性についてよく言われることから、あなたが今後のキャリアを考える上で大切したいポイントまで、丁寧にお伝えします。

クジラボは必ずしも転職を勧めるわけではありません。クジラボにご相談いただいた市役所職員13年目で32歳のEさんは以下のように話されます。

「これまで4回の異動を経験してきました。ただ、希望していない部署への異動が続き、特に今の職場では、周囲に活気がなく、自分もこのまま歳を重ねていくのかと思うと、不安が募っていきました。

自分が今後どうしたいのか、何に向いているのかがわからない。キャリアの方向性を整理したいという思いから、クジラボのプログラムを受けようと決めました。」

このように市役所職員としてキャリアを歩んできた中で、一度立ち止まってカウンセリングを受ける方も増えてきています。

クジラボでも、これまで5,000名以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の公務員の方からご相談をいただいております。

少しでも市役所職員としての将来への不安があるなら、ぜひ無料カウンセリングだけでも受けてみてください。

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「市役所職員の将来がやばい」と言われる理由

「市役所職員の将来がやばい」と言われる理由

昨今、なぜ市役所職員の将来性について、不安視する声があがっているのでしょうか。

まずは、その背景にある具体的な理由を客観的に見ていきましょう。

キャリアがリセットされてしまう感覚がある

市役所では数年ごとの人事異動が一般的です。

多様な経験を積める一方、一つの分野で専門性を深めたい方にとっては、経験がリセットされてしまう感覚を覚え、キャリアの積み上がりに不安を感じることがあります。

クジラボにご相談いただいた、市役所職員14年目で36歳のTさんは以下のように話されます。

「これまで与えられた職務には真摯に向き合い続けてきましたが、5年目に経験したパワハラや、長年変わらない組織体質、そして3年ごとの異動による蓄積されにくい経験に、次第に限界を感じ始めていました。

『このまま定年まで働き続けるのは現実的ではない』そう感じながらも、民間で通用するのかという不安や、何から始めればよいのかわからないという迷いから、一歩を踏み出せずにいました」

市役所は、コミュニケーション能力や業務遂行能力、論理的分析など、多くのスキルを身につけられる環境です。

しかし、税務課や子育て支援課、観光課など、求められる知識が異なる部署への異動が数年ごとにあります。

そういった状況では特定の知識やスキルを深めることが難しく、さらに一般的に、年齢が上がるほど転職難易度も上がるため、「このまま続けていて大丈夫なのか」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。

少子高齢化による財政状況の悪化が懸念される

日本の人口構造の変化は、自治体の財政に直接的な影響を与えます。

少子高齢化が進むことで、税金を納める生産年齢人口が減少し、一方で高齢者向けの医療や介護といった社会保障費は増大していきます。

ここで、国内の生産年齢人口(15~64歳)と高齢者人口(65歳以上)の推移および推計を見てみましょう。

生産年齢人口(万人)

高齢者人口(万人)

2000年

8,622

2,201

2025年

7,310

3,652

2050年(推計)

5,540

3,888

(内閣府「高齢社会白書」(令和7(2025)年版)を参照し、クジラボが作成)

2025年の生産年齢人口は25年前の2000年より約700万人減少しているのに対し、高齢者人口は約1,400万人増加しています。2025年の25年後にあたる2050年の推計では、高齢者人口は約200万人の増加が見込まれ、生産年齢人口は約1,700万人減少すると想定されています。

このデータが示すのは、税金の主な担い手である現役世代が急激に減少し、社会保障サービスの主な受け手である高齢者世代が増加していくという、自治体財政にとって厳しい現実です。

この税収の減少と社会保障費の増大という構造的な課題は、将来的に市役所職員の給与水準や昇給ペース、あるいは人員体制に影響を及ぼす可能性があると考えられます。

参考:

内閣府|高齢社会白書について

内閣府|「高齢社会白書」(令和7(2025)年版)

地方公共団体金融機構|職員給等に着目した人件費の長期推計に関する調査研究報告書

人員削減により、一人当たりの業務負担が増えている

多くの市役所で、行財政改革の一環として新規採用の抑制や段階的な人員削減が進められています。

総務省が毎年実施している「地方公共団体の定員管理調査」によると、地方公務員の総数(市町村の一般行政部門)は長期的に減少傾向にあります。

  • ピーク時(1994年):約328万人

  • 2022年:約280万人

この約30年間で、約48万人(約14.6%)も減少しています。

特に、市町村の一般行政職員(福祉、税務、戸籍など住民サービスに直接関わる職員)は、平成の大合併や行財政改革を経て、定員削減が進められてきました。

一方で、行政サービスへのニーズは減るどころか、多様化・複雑化しています。

例えば、以下などが挙げられます。

  • ひとり親家庭や生活困窮者への支援

  • 児童虐待やDVへの対応

  • マイナンバー制度関連の業務

  • 頻発する自然災害への対応

職員の数は減っているにもかかわらず、対応すべき業務の量と質は増えているため、結果として職員一人ひとりの業務負担が増加しているという構造的な問題が生じています。

また、定年延長で人員総数は変わっていないもののコアメンバーは減少しており、特定の人材に負担が集中しているという職場もあるでしょう。

限られた人員で多くの業務をこなさなければならない状況に、心身の疲労を感じる方も少なくありません。

参考:総務省|地方公共団体の行政改革等 地方公共団体定員管理関係 令和6年地方公共団体定員管理調査結果の概要

変化に対応しづらい組織文化がある

「この単純なデータ入力はRPA(ロボットによる業務自動化)で効率化できる」「この定例会議はチャットで情報共有すれば済むのでは」といったことを思いついても、「今までこのやり方でやってきたから」という理由で、現状のプロセスを変えることに上司やベテラン職員が消極的であることも。

前例踏襲が重視され、意思決定に時間がかかる組織文化に、もどかしさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「より本質的な解決策を提案したい」「社会に貢献したい」という前向きな気持ちがある方ほど、組織の壁を感じやすいでしょう。

AI技術の進歩によって業務が代替される恐れがある

近年、AI技術は目覚ましい進化を遂げています。その結果、公務員の業務も代替される可能性が示唆されています。

総務省は「自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画」を策定し、自治体におけるAIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入を積極的に推進しています。

実際に多くの自治体で以下のような実証実験や本格導入が進んでいます。

  • AIを活用した光学的文字認識(OCR)技術による紙書類のデータ化

  • RPA(Robotic Process Automation:ソフトウェアロボットがパソコン上の定型業務を自動化する技術)によるデータ入力や集計作業の自動化

  • AIチャットボットによる住民からの問い合わせ対応

これらの技術は、まず定型的な窓口業務や内部の事務作業から導入されます。

そのため、将来的にはこれらの業務に従事する職員の役割が変化したり、必要とされる人員数が減少したりする可能性は十分にあると考えられます。

変化の激しい時代の中で、今の仕事がいつまでもあるとは限らないという不安は、市役所職員も例外ではないようです。

参考:総務省|「自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」の策定

将来も見据え、市役所で働く魅力を見直そう

将来も見据え、市役所で働く魅力を見直そう

市役所で働き続けることを不安視する声がある一方で、市役所職員という仕事には、民間企業にはない確かな魅力があります。

クジラボに相談した結果、市役所職員を続ける決断をする方も多くいらっしゃいます。一度立ち止まったからこそ、市役所職員という仕事の魅力を実感することもあるでしょう。

社会的信用が高い

公務員という職業は、社会的に高い信用を得ています。

この信用は、住宅ローンを組んだり、クレジットカードを作成したりする際など、人生のさまざまなライフイベントにおいて有利に働くことがあります。

目に見えにくい価値ですが、生活の基盤を築く上で大きな安心材料となることは間違いありません。

雇用の安定性がある

民間企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する現代において、雇用の安定性は大きな魅力です。

公務員は法律によって身分が保障されているため、不当に職を失うリスクが低く、リストラや倒産の心配がほとんどありません。

数年ごとの異動はあるものの、同じ市役所という安定した環境で、長期的な視点を持って働き続けられることは、大きな魅力の一つと言えるでしょう。

福利厚生制度が充実している

各種手当や休暇制度などが手厚く整っているところも公務員の魅力です。

育児休業や介護休業といった制度が利用しやすく、職場復帰へのサポート体制が整っている自治体も多くあります。

ライフステージの変化に対応しながら働き続けやすい環境は、民間企業と比較しても恵まれている点が多いかもしれません。

市民や地域に貢献でき、やりがいがある

市役所の仕事は、そこに住む人々の暮らしを直接支えるという、公共性の高いものです。

自分が関わった政策や事業によって、市民の生活が便利になったり、地域の課題が解決されたりするのを目の当たりにしたとき、大きな達成感ややりがいを感じられます。

とりわけ地元への愛着が強い方にとって、愛する地域のために働ける市役所職員という仕事は、何物にも代えがたい魅力的なものでしょう。

キャリアに悩む市役所職員が増えている?

キャリアに悩む市役所職員が増えている?

安定や社会的信用、やりがいなどがあるにもかかわらず、なぜ市役所職員としてのキャリアに迷いが生じている方もいるのでしょうか。

そこには、現代の市役所職員が抱える特有の葛藤があります。

キャリアの停滞感とスキルアップへの不安

数年ごとの異動は、様々な業務を経験できるというメリットがある一方で、キャリアが分断されているような感覚につながることがあります。

特に、特定の分野で専門性を高めていきたいという志向を持つ方にとって、「このままでは、どこへ行っても通用するような市場価値の高いスキルが身につかないのではないか」という不安は深刻なものです。

努力や成果が反映されにくい人事評価

年功序列の風土が根強く残る組織も少なくありません。

「120%の力で仕事に取り組んでも、最低限の仕事しかしない人と給与や評価が大きく変わらない」と感じる環境では、仕事への高いモチベーションを維持するのが難しくなります。

自身の頑張りが正当に評価されないことへのやるせなさや、成長を実感しにくい環境が、転職を考えるきっかけになることも少なくないようです。

ライフステージの変化による価値観の再構築

結婚や出産、介護などライフステージが変わる中で、求める安定の種類が変化することがあります。

少数ではあるものの、「シフト制の部署に配属されているので、家庭を持つと続けられそうにない」という相談もクジラボには寄せられます。

組織に守られる安定よりも、自分の状況に合わせて柔軟に働ける、自立的な安定に価値を感じるようになる方も増えています。

例えば、市役所職員5年目で31歳のOさんは、フリーランスになることを決意されました。

Oさんにはお子さんがいらっしゃるのですが、このままでは家庭と仕事のどちらも中途半端になってしまう…と感じていたそうです。

「公務員向けに特化したクジラボのサポートは非常に心強く、同じような立場で悩んでいる方にこそ知っていただきたいと強く思います。

『やってみたいけれど失敗しそうで怖い』という思いを持っている方も多いと思いますが、失敗も含めて得られる経験は必ず次につながります。

私も一歩踏み出してみて、ようやく自分の働き方を自分で選ぶ道を歩み始めることができました」

公務員の場合、認められない副業もあるため、「現職を続けながら副業でスキルを磨く」「まずは副業で自分に合った仕事を探す」といった挑戦がしにくい環境にあります。

だからこそ、クジラボのような第三者の声を聞いて、自分が心から納得できるキャリアを改めて考えてみてはいかがでしょうか。

» 家庭との両立に向けて、フリーランスの道が“選べる選択肢”に

将来のキャリアに不安を感じたら今すぐしたいこと

将来のキャリアに不安を感じたら今すぐしたいこと

「このままで本当に大丈夫だろうか?」と不安を感じたとき、焦って転職活動を始める必要はありません。

大切なのは、まずご自身の内面と向き合い、客観的な情報を集めながら、じっくりと自分のキャリアを考えることです。

自己理解を深め、大切にしたい人生の軸を考える

まずは、あなたが仕事や人生において何を大切にしたいのか、見つめ直してみましょう。

それは、家族と過ごす時間を増やすことかもしれませんし、自分の心身の負担を減らすこと、あるいは新しい挑戦を通じて成長を実感することかもしれません。

自分の価値観を一つひとつ言語化し、より良い人生を築くために「ありたい姿」を具体的に書き出してみることが、迷いを晴らす第一歩になります。

市役所職員経験で得たポータブルスキルを棚卸しする

「市役所職員の経験は民間で通用しない」と思い込んでいませんか。

そんなことはありません。あなたは日々の仕事を通じて、多くのポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)を身につけてきたはずです。

例えば、多様な立場の人と利害を調整するための交渉力やコミュニケーション能力、複雑な情報を誰にでもわかりやすくまとめる資料作成能力、法令や条例を正確に読み解き、遵守する能力など。

これらは、もし民間企業で働くことになったとしても高く評価される、あなたの貴重な財産です。

外部のキャリア情報に触れてみる

現状、民間企業での働き方に関するリアルな情報を得る機会が少ないかもしれません。とりわけ職場では転職についての話題はしづらいもの。

とはいえ、今後のキャリアを見直すなら、市役所以外の働き方について積極的に情報を集めたほうがよいでしょう。

労働環境や人間関係、給与、待遇など、さまざまな情報に触れることで、ご自身の市場価値を客観的に把握したり、市役所職員の魅力を再発見したりするきっかけになります。

市役所職員の転職については「市役所職員から転職すると後悔する?転職して良かったかリアルを解説」にて詳しくお伝えしているので、こちらもご覧ください。

将来に不安を感じたらクジラボにご相談を

将来に不安を感じたらクジラボにご相談を

「市役所職員の将来はやばい」という言葉に、不安を感じる必要はありません。

大切なのは、情報に振り回されるのではなく、ご自身の価値観と向き合い、納得のいくキャリアを主体的に選択することです。

市役所職員を続けることも、辞めることも、どちらが正解ということはありません。唯一の正解は、あなたがどう仕事と向き合いたいかです。

市役所職員の場合、ふと「辞めようかな?」と本音を漏らすと「安定しているのにもったいない」と、事情を詳しく聞かずに否定されてしまうことも少なくありません。

しかし、クジラボは違います。これまで5,000名以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の市役所職員や県庁職員などの公務員の方とお話させていただき、そのつらさも含めた実情を理解しております。

元公務員のキャリアカウンセラーがサポートさせていただくこともあり、あなたの不安や悩みをしっかり受け止めます。

公務員の魅力やつらさを知っているからこそ、あなたの今後のキャリアに対して、客観的なアドバイスをお届けします。まずはあなたの今の気持ちをお聞かせください。

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