
朝、熱を出した子どもに「ごめんね」と謝りながら職場へ向かう。夜、疲れ果てて帰宅し、寝顔を見ながら「今日もゆっくり話を聞いてあげられなかった」と罪悪感を覚える。
教員の仕事に誇りを持ちながらも、子育てとの両立に心身がすり減り、「もう無理かもしれない…」と感じている先生は、決してあなただけではありません。
そのように感じてしまうのは、あなたの頑張りが足りないからでも、母親・父親として失格だからでもありません。教員という仕事が持つ、特有の課題が大きく影響しています。
この記事では、5,000名以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の先生方のキャリア相談に対応してきたクジラボが、教員をしながらの子育ての実情をお伝えします。
クジラボには、あなたと同じように教員と子育ての両立に悩まれた方が多くいらっしゃいます。
その方々は、クジラボの教員向けプログラムを受けて、ご自身のキャリアを見つめ直し、本当に大切にしたいことを明確にしてきました。
もしあなたが「教育現場を一度離れることも含め、働き方を見直す必要性を感じている…」と考えているなら、ぜひ教員向けキャリアカウンセリングを受けてみてください。
プログラム前の無料相談は土日祝・夜間もおこなっております。お子さんを寝かしつけた後でもご相談に乗ります。お忙しいあなたにこそ、この無料相談がおすすめです。
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「みんなは問題なく子育てをやっているのに、なぜ自分だけできないの?」とご自身を責めていませんか。
まずは、多くの子育て中の先生が抱える共通の悩みを知り、その苦しさがあなた一人のものではないことを感じてください。
子どものことが好きで教員になった方ほど、「目の前のクラスの子どもたち」への責任感と、「自分の子どもを大切にしたい」という親としての想いの間で板挟みになりがちです。
結果的に、仕事に多くの時間を費やし、我が子との時間が犠牲になっていると感じることに、大きな精神的負担を感じてしまう方も少なくありません。
授業準備や成績付け、保護者対応など、教員の仕事は勤務時間内に終わらないこともしばしば。
残業削減が推奨されても仕事量は減らないため、家に仕事を持ち帰らざるを得ない状況になることも。例えば、時短勤務でも異動初年度から担任を持ったという先生もいます。
これでは、心も体も休まらず、家庭と仕事の境界線が曖昧になってしまいます。
子どもは、昨日まで何ともなかったのに、朝になって急に熱を出したり、怪我をしたりするものです。
しかし、担任を持つ教員である自分が急に休むことに抵抗を感じる方もいるでしょう。その申し訳なさから、心身ともに無理をして出勤してしまう先生も少なくありません。
また、我が子の体調不良時に看病してあげられない自分を責めてしまう方も。
休むことを決めるにしても、周囲の先生に業務を代わってもらっていることに罪悪感を抱く方も少なくありません。
「すみません、すみません」を繰り返すうちに、「教員と子育ての両立は無理ではないか?」という気持ちが大きくなりがちです。
特に中学校や高校では、土日の部活動指導がおこなわれているところもまだあります。
家族と過ごせるはずの貴重な休日が仕事で潰れてしまうことで、パートナーとの関係がぎくしゃくしたり、子育ての負担が偏ったりと、家庭生活そのものに影響が及んでしまうことも。
公立中学校で12年以上勤務する家庭科教員のHさんは、以下のように話していました。
「部活動や校務分掌に追われ、平日は朝8時前から夜遅くまで働き、土日も部活動で家族との時間が十分に取れない状況。
夫も教員で、子どもが2人いるが、家事や育児との両立が難しく、『教員を正規で続けていくのは賢明ではないのでは』と感じ始めています。
家庭は安定していますが、自分の時間やキャリア形成を優先したい思いが強まり、教育現場を一度離れることも含め、働き方を見直す必要性を感じています」
やはりどれだけやりがいがある教員の仕事であっても、家族との時間を確保できないなら、離職を考えてしまうもの。
特に子どもに寂しい思いをさせたくないのは、親なら当たり前に思う気持ちです。
» 目的地が変わっても良いと思えるように 家庭との両立を目指した転職に成功

今の状況を少しでも楽にするために、まずは考え方や仕事への向き合い方を少しだけ変えてみませんか。
すべてを完璧にこなそうとせず、ご自身の心を守ることを最優先に考えてみましょう。
仕事に前向きな先生ほど、「100点の授業」と「100点の育児」を両立させようと頑張りすぎてしまいます。
しかし、どちらも完璧を目指すのは現実的ではありません。「今日は70点で十分」と、自分自身に許可を出してあげることから始めてみませんか。
適応障害による休職や育休を経て、教員として9年目のキャリアも持つ、わたなべゆきこ先生は以下のように話されます。
「クジラボのプログラムは、がんばることが当たり前になっている先生、自分よりも周りを優先してしまう先生、自分が何を望んでいるのかわからなくなっている先生。そんな方にこそ、この場所を届けたいです。
『正解を教える』のではなく、『自分の中にある答えに気づく』サポートをしてくれるから、どんな状態の人でも大丈夫だよって伝えたいです」
クジラボは、現場で孤独を感じている先生、自分のキャリアについて一歩踏み出せない先生、悩んでいる自分を責めてしまっている先生…そんな人たちの「心の居場所」になります。
悩むということは、きちんと子どもやパートナー、自分を大切にしようとしている証拠です。一人で悩みを抱え込まなくても大丈夫です。
» 「悩んでいる自分にOKを出す」あたたかい対話の中で心の声が聞こえてきた
学校現場には、本当に今すぐやるべき重要な業務と、慣例的におこなわれているだけの業務が混在していることがあります。
すべての業務を同じ熱量で完璧にこなす必要はありません。例えば、「教室の掲示物は最低限にする」「一部の事務作業はフォーマットを簡略化する」などを考えてもよいでしょう。
子どもたちの学びに直接関わらない業務や、少し手を抜いても大きな影響がない業務を見極め、意識的に「やらない」と決めることも、大切な仕事のマネジメントです。
もしもの時に頼れる選択肢を、事前にリストアップしておくことは、心の大きな支えになります。
パートナー
ご両親
地域のファミリーサポート
ベビーシッター
家事代行サービス
時短勤務や年次休暇といった職場の制度
これらの選択肢が「ある」と知っているだけで、追い詰められたときの精神的な余裕が全く違ってきます。
「自分一人で何とかしなければ」という思い込みから、少しだけ自由になれるはずです。

仕事での考え方を変えたり、工夫を凝らしたりしても、労働環境そのものが変わらなければ、いずれ限界が訪れます。
もし今の状況が改善されないのなら、あなた自身が環境を変えるという選択肢も考えてみませんか。
まずは、今の職場で働き方を変えられないか検討してみましょう。
管理職に相談し、時短勤務の取得や、部活動の担当を外してもらう、負担の少ない校務分掌への異動を希望するなど、声を上げることで状況が変わる可能性もあります。
実家の協力を得たり、育児中であることを周囲に伝えてなるべく定時で帰らせてもらうといったことは、すでに実践されている方も多くいるでしょう。
それに加えて「完璧主義を手放す」という気持ちを持つことが大切です。
特別支援学級を担当する21年目の教員は以下のように話します。
「育児短時間勤務が終了するのを前に、フルタイム復帰に対する不安や『もっと子どもと過ごしたい気持ち』と『教師としてしっかり働きたい思い』の間で葛藤していました。
結婚前は教師を天職と感じていましたが、子育てと両立する中で業務に追われる日々に楽しさを見い出せなくなっていたためです。
クジラボのプログラム(キャリアカウンセリング)を通じて、『子育ても仕事も完璧にこなすべき』という思い込みに気づきました。
そこで、自分自身を責めそうになったときにかける言葉を考えて、自己肯定感を取り戻すことを意識しています。
『お母さんは私しかいない』という気づきが支えとなり、涙する場面もありました。
しかし、最終的には『キャリアは自分で選べる』と実感し、フルタイム復帰への不安を抱えつつも前向きに捉えられるようになりました。
また、生活に必要なお金や価値観を整理することで、今の働き方でも実現できていることがあると気づき、選択肢の幅を感じられています。
今後はしばらく教員を続けながら、将来的には学童など、子どもを見守る立場での働き方にも関心を持っています」
教員としても親としても完璧である必要はありません。程よく力を抜くことが、とても大切です。
» “お母さんは私しかいない”——子育てとフルタイム復帰のはざまで悩んだ女性教員の決断
毎日フルタイムで働くことが難しいのであれば、担当する授業時間で勤務が終わる非常勤講師として働く道もあります。
私たちクジラボでは、部活動がネックになっている場合であれば、選択肢として非常勤講師や私立学校への転職を提案することもあります。
私立学校だと方針が大きく変わり、採用の枠やタイミングが限られていることもありますが、選択肢の一つとして考えてみるとよいでしょう。
このように部活動や異動がない働き方を選ぶことで悩みが解消されるケースもあります。
教員として培った経験は、他の仕事でも大いに活かせます。
教育への思いを活かせる児童発達支援の仕事、人の成長を支える企業の採用人事やキャリアアドバイザーなど、選択肢は様々です。
定時で帰り、家族との時間を大切にする働き方も夢ではありません。
なお、教員の転職については「学校の先生の転職は難しい? 教員の転職活動の成功ポイントを徹底解説」もご参考にしてください。

忙しい毎日の中で、いつの間にか見失いがちな「自分がどうありたいか」という問い。
一度立ち止まり、ご自身の心の声に耳を傾ける時間を持つことが、後悔しないキャリア選択につながります。
大切なのは、「今の環境から逃げたい」という気持ちだけで転職を決めるのではなく、「転職して何をかなえたいのか」を明確にすることです。
家族と穏やかに過ごす時間なのか、教員としてのやりがいなのか。あなたにとっての「大切にしたい人生の軸」を見つけることが重要です。
「教員として働きながらの子育てが無理だ」と感じるのは、決してあなたのせいではありません。それは、多くの先生が直面している、切実な現実です。
大切なのは、一人ですべてを抱え込み、自分を追い詰めないこと。「完璧な親・先生」でなくても、あなたはかけがえのない親であり、素晴らしい先生です。
仕事と家庭、どちらか一方を犠牲にするのではなく、両方を大切にできる働き方は必ずあります。
もし、今後のキャリアについて誰かに相談したい、客観的な意見が欲しいと感じたら、いつでもクジラボにご相談ください。
クジラボのプログラムを受けた、中学校教員14年目37歳のHさんは以下のように話されます。
「子どもを寝かしつけた後しか時間が取れない私に、夜遅くまで対応してくださったことに本当に感謝しています。
『思いついたことはどんどんLINEで送ってください』と声をかけてもらえたことで、取りとめのない内容も気軽に共有でき、その分セッションの精度も上がったように思います。
毎回、話した内容をしっかり言語化・図式化してまとめてくださり、その場で終わらず、後からしっかり振り返れるのもありがたかったです。
転職に向けても、自分では考えもしなかった選択肢をいただいて、採用が決まるまでフォローしていただき、伴走していただける安心感がありました」
一人で悩みを抱え込む前に、お気軽にクジラボへご相談ください。無料相談は、土日祝・夜間にも対応いたします。元教員がしっかりサポートするため、まずは無料相談だけでも。