
2024.12.10
教員

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教員から転職を考えている方の中には、「教員の転職は難しい」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、転職活動のポイントを押さえることで、教員からの転職を成功させることは十分に可能です。
本記事では、教員からの転職を成功させるために必要なポイントを整理し、全員に意識してほしい点、年代別に意識したい点にわけて徹底解説します。
教員からの転職に成功した先生の事例についても紹介しているため、教員から転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

教員からの転職が難しいとされる主な理由は、次のとおりです。
転職活動に使える時間が少ない
ビジネス経験が浅いと判断される可能性がある
即戦力を重視している他業種から魅力的に映らない可能性がある
今より給与が低くなる可能性が高い
特に大きな壁となるのが「転職活動に使える時間が少ない」という点です。
「3月末までは今任されている仕事をやり切って4月に入社したい」と考える先生は多いでしょう。その場合、、4月入社可能な求人募集がでるのは12月以降であることが多いため、12月上旬から3月までわずか3ヵ月程度で転職活動を行わなければならず、時間的な余裕がほとんどありません。
さらに、12月から3月は、成績処理や卒業式、受験など、教員にとって忙しい時期でもあります。限られた時間で転職活動を進めるのは、心理的にも物理的にも大きな負担となるため、計画的な準備が不可欠だと言えるでしょう。

教員として多忙な中でも、転職を成功させることは十分に可能です。そのためには、限られた時間の中で効率的に転職活動を進めるための事前準備が欠かせません。教員経験を最大限に活かし、転職活動を有利に進めるための成功ポイントを4つご紹介します。
自己分析をする
経験やスキルが活かせる職種を選ぶ
希望する業界で求められるスキルを身につける
計画的に転職活動を進める
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
どの業界・職種に進むにしろ、転職の第一歩は自己分析です。まずは自己分析を通して、自分のスキルや価値観を把握し、転職の軸を明確にしましょう。
転職は目的ではなく、自分の人生をよりよくするための手段です。仕事内容や職場環境が合わず、早期離職することになっては、せっかく転職した意味がありません。特に、転職活動に使える時間が限られている教員は、自己分析を徹底して行い、自分に合った業界や職種を効率的に絞り込むことが大切です。
自己分析では、これまでの経験やスキルを振り返りながら、以下のような点を分析しましょう。
自分の強み・弱み
自分の向き・不向き
転職で実現したいこと
転職で重視したい条件
自己分析で自分を客観視できていれば、進むべき業界や職種が明確になり、転職活動を進める際の大きな指針となります。さらに、面接の場でも自分の強みや適性を的確にアピールするのに役立つでしょう。
転職活動を成功させるためには、自分の経験やスキルが活かせる職種を選ぶのも大切なポイントです。自己分析をもとに、これまでに培ってきた経験やスキル、自分の強みが活かせる職種を探しましょう。
また、他業種に転職する場合でも、経験やスキルが転職活動に役立つ可能性はあります。たとえば、子どもや保護者一人ひとりに応じた対応は「コミュニケーション能力」、日々の授業は「対応力」「ファシリテーション能力」、分掌業務は「マルチタスク能力」などとしてアピールできるでしょう。
ただし、注意したいのが「人事担当者が教育に精通しているとは限らない」という点です。特に他業種に転職する場合は、教員特有の専門用語は避け、ビジネスの観点で理解しやすい表現に変えることが必要です。
スキルや資格の取得が転職に有利に働く場合もあります。特に、即戦力を重視している企業の場合、業務に役立つスキルや資格は大きなアピールポイントになるでしょう。
スキルや資格の難易度によっては、時間がかかるものもあります。取得にどれくらいの時間がかかりそうか、勉強に充てられる時間はどれくらいかなどを把握しておき、転職活動に間に合うように準備を進めましょう。
教員が転職活動を進める場合、年度末まで業務をこなした上で新年度から転職する方ががほとんどです。日々の業務をこなしながら限られた時間の中で転職を成功させるには、計画的なスケジューリングと準備が必要になります。
12月ごろに退職意思を伝え、新年度の4月入社できるように準備を進めると仮定すると、以下のようなスケジュール感で転職活動を進めるのがおすすめです。
5月~12月:自己分析と業界・職種のリサーチ
12月~3月:転職活動
4月:入社
4月入社するために「いつまでに何をしなければならないのか」を把握し、具体的にスケジュールを立てるようにしましょう。見通しが立っていれば、焦らず余裕を持って転職活動を行えます。

ここからは、転職者の年代別に意識したいポイントを解説します。
【20代】仕事に対する熱意をアピールする
【30代】教員で培ったスキルや経験を活かせる職種がおすすめ
【40代】教育業界にしぼって転職するのがおすすめ
転職者の年齢によって意識すべきポイントはかなり変わるため、全体的なポイントとあわせて確認し、転職活動に活かしましょう。
20代の転職は、ビジネス経験の有無をそこまで重視されない傾向にあります。そのため、仕事に対する熱意をしっかりとアピールできれば、他業種への転職も十分に可能です。
ただし、20代前半での転職は早期離職と捉えられる可能性があります。「早期離職しなさそう」と採用担当に思ってもらえるよう、自己分析をし、前職での課題点を活かして今回の転職で気をつけたい点を明確に伝えましょう。
30歳を超えたあたりから、未経験の業界・業種への転職はハードルが上がります。そのため、教員の経験やスキルが活かせる業界・職種を選ぶのがおすすめです。教育現場に関わる職種や、教育関係の一般企業であれば比較的スムーズに転職できるでしょう。
また、 未経験の業界への転職を検討している場合は、単にスキルや経験を伝えるだけでなく、アピールを工夫することが大切です。
たとえば、一般企業の営業職に転職する場合、教員で培ったスキルや経験は以下のように言い換えてアピールできます。
日々の授業→ファシリテーション能力・プレゼン能力
子どもや保護者に合わせた対応→企業や担当者に合わせて傾聴・提案する能力
教材研究・授業準備→企業や担当者の情報・ニーズを分析する能力
教員ならではのスキルや経験は、他業種の採用担当によってイメージしづらい可能性があります。上記のように、スキルや経験を転職先の業種に置き換えてアピールすることで、未経験の業界であっても採用される可能性を高められるでしょう。
40代の未経験業界への転職は、20代や30代に比べるとかなりハードルが高くなります。というのも、40代は主幹教諭や指導教諭、管理職など何らかの役職が付いていることも多く、転職した場合に給与が大きく下がる可能性が高いためです。
転職前と同じくらいの収入を得ようと思うと、マネージャーや管理職など、高い専門性やスキルが求められます。40代から転職前と同じくらいの給与水準の未経験業界に転職するのは、かなり厳しいといえるでしょう。
そのため、40代で転職をするなら、これまでのスキルや経験が活かせる「教育業界」に絞って転職活動を進めるのがおすすめです。
また、40代で教員から転職する場合、採用担当者は「ある程度キャリアを築いているにもかかわらず、なぜ転職するのか」と考えます。そのため、転職活動では20代や30代よりいっそう転職理由や将来のビジョンを明確に伝える必要があるでしょう。

株式会社クジラボは、「教育のオープン化」をミッションに掲げ、先生のキャリア支援を行っている会社です。ここからは、クジラボが面談してきた先生のうち、転職を選んだ先生の主な転職先の例を紹介します。
教員からの転職の例としては、主に以下4つのジャンルに分けられます。
教育系
キャリア支援系
ビジネス系
新たな働き方系
各転職先の特徴や、具体的な職種の例について詳しく見ていきましょう。
教員からの転職先としてよく挙げられるのが、教育系の職種への転職です。「学校からは離れたいものの、別の関わり方で引き続き教育に関わりたい」という方に多い印象があります。
教育系の転職先として挙げられる主な業種や職種は、次のとおりです。
教育系のNPO法人
児童発達支援
価値観や理念が合う私立学校・通信制高校
教育出版系の会社
塾講師
Edtech企業(テクノロジーの力で教育を支援する企業)
先生の仕事自体は好きでやりがいはあったものの、「学校」という環境が合わず転職する場合は、上記のような教育系の職種を中心に転職先を検討すると良いでしょう。
キャリア支援系は、目標達成やキャリア選択など、さまざまな角度から人をサポートする仕事です。キャリア教育に興味があったり、子どもではなく大人の支援に興味があったりする方は、キャリア支援系の職種を選ぶ方が多い傾向にあります。
キャリア支援系の業種や職種の具体例は、次のとおりです。
カウンセリング
コーチング
メンタルヘルス
研修講師
キャリアアドバイザー
採用人事
人材営業
「子どもとの関わりは難しかったものの、人と関わるのは好き」「人の人生の一部をサポートできるような仕事がしたい」といった方は、上記のようなキャリア支援系の転職先が向いているといえるでしょう。
未経験のビジネス系の職種に転職する方もいます。特に20代~30代前半の場合は、アピール次第で未経験業界への転職も十分に可能です。教員で培ったコミュニケーション能力や傾聴力、プレゼン能力などのスキルは、ビジネス系の職種においても役立つでしょう。
ビジネス系への転職先としては、次のような職種が挙げられます。
営業職
接客/販売職
事務系職種
管理業務系職種
「教育とは全く異なる仕事に挑戦してみたい」「新しい環境でゼロからスタートしたい」といった方は、ビジネス系への転職を検討してみると良いでしょう。
最近は、時間や場所、固定概念にとらわれず、さまざまな仕事や働き方を柔軟に組み合わせた「新たな働き方」の道を選択する方も増えています。具体的な働き方は、次のとおりです。
非常勤×副業
独立・起業
産休・育休明けのセカンドキャリア
「自分らしい働き方・生き方を大切にしたい」と考える方は、必ずしも正社員に限らず上記のような働き方も視野に入れて仕事を検討してみてもよいかもしれません。
ただし、特有のリスクや注意点もあるのできちんと理解、納得した上で選択することが大切です。

本記事では、教員からの転職を成功させるポイントについて解説しました。転職活動は不安や課題が多いかもしれませんが、しっかりと準備し計画的に進めれば、新たなキャリアへの一歩を踏み出すことができます。教員からの転職を成功させるために意識したいポイントは、次のとおりです。
▼全体的なポイント
自己分析をする
経験やスキルが活かせる職種を選ぶ
希望する業界で求められるスキルを身につける
計画的に転職活動を進める
▼年代別のポイント
【20代】仕事に対する熱意をアピールする
【30代】教員で培ったスキルや経験を活かせる職種がおすすめ
【40代】教育業界にしぼって転職するのがおすすめ
これらのポイントを意識し、教員からの転職を成功させましょう。
「時間がない中で、自分でスケジュールを立てて転職活動を進められるか不安」「自己分析の方法がわからない」など、教員からの転職でお困りの方は、専門家に相談するのも一つです。
株式会社クジラボは、先生が自分らしい生き方を選択できるようにさまざまな支援を行っている会社です。先生向けのキャリア支援や転職支援なども行っているため、転職を検討している教員の方は、お気軽に無料相談をご活用ください。
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