
2025.5.13
教員

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「もう教師を辞めたい…」「心身ともに、本当に疲れた…」
忙しい毎日の中で、ふと、このように感じてしまう瞬間はありませんか?
そのように感じてしまうのは、決してあなただけではありません。多くの先生方が、同じような悩みを抱えながら、日々懸命に教育現場に立たれています。
この記事では、先生方が「辞めたい」「疲れた」と感じてしまう背景にある原因を、最新のデータも交えながら紐解いていきます。 そして、具体的な対処法や、これからのキャリアを考える上での多様な選択肢についてご紹介します。
一人で抱え込まず、まずはご自身の状況を客観的に見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです。
もし、具体的な相談を希望される場合は、元教員たちで5,000人以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の教員のキャリア相談を担当してきた教員専門のキャリアカウンセリング「クジラボ」がお力になれます。お気軽にお問い合わせください。
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多くの先生が心身の負担を感じています。その辛さや疲労感は、教育現場の構造的な課題の表れかもしれません。
残念ながら、精神的な不調を理由に休職や離職を選択される先生も少なくないのが現状です。
多くの先生方が心身の限界を感じてしまう背景には、長時間労働の実態があります。
文部科学省が令和4年度に実施した教員勤務実態調査によると、平日の教諭の在校等時間は、小学校で10時間45分、中学校で11時間1分です。一般的な勤務時間が8時間程度であることを踏まえると、平日は毎日およそ3時間の時間外勤務が発生している計算になります。
また、全日本教職員組合が実施した調査では、時間外勤務が月45時間の上限指針を超え、いわゆる「過労死ライン」とされる月80時間を上回る先生方もいることも指摘されています。
働き方改革が進められているものの、現場の負担が十分に軽減されているとは言い難い状況が伺えます。
参考:
文部科学省|教員勤務実態調査(令和4年度)の集計(確定値)について
全日本教職員組合(全教)|全教「教職員勤務実態調査2022」最終集計
文部科学省|公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン
教職における精神的な負担の大きさは、統計データにもはっきりと表れています。
文部科学省の調査によると、令和5年度に精神疾患を理由に休職した公立学校の教育職員は7,119人にのぼり、令和4年度(6,539人)から580人増加して過去最多となりました。
このデータからも、教職がいかに精神的な負担の大きな仕事であるかが想像できます。
心身の健康を損なってしまう前に、適切な対処を行うことが重要です。ご自身の心と体の声に耳を傾け、早めのケアを心がけましょう。
参考:文部科学省|令和5年度公立学校教職員の人事行政状況調査について

先生方の疲弊には複合的な要因があります。「疲れた」「辞めたい」と感じるまで追い込まれてしまう主な原因を見ていきましょう。
先生方の業務は非常に多岐にわたります。主な業務を挙げると、以下の通りです。
授業準備や教材研究
成績処理、通知表作成
学級経営、学年運営
生徒指導(生活指導、進路指導など)
保護者対応(面談、電話連絡、クレーム対応など)
部活動の指導・引率
学校行事の企画・準備・運営
各種会議、研修への参加
調査報告書などの書類作成
近年では、特別な支援が必要な児童生徒への対応や、ICT活用、新しい教育課題への対応など、業務の質・量ともに増加傾向にあると感じる先生も少なくありません。
結果として、持ち帰り仕事が常態化したり、休憩時間を十分に取れなかったりする先生も多く、心身の疲労につながっています。
» なぜ教員はブラックすぎるのか?構造的原因と働き方を変える3つの視点
教員の給与は、「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」、通称「給特法」に基づき、時間外勤務手当(残業代)が支給されない代わりに、給料月額の4%が一律で「教職調整額」として支給されています。
しかし、先生方が直面する長時間労働の実態を考えると、この調整額では「働きに見合っているのか」「割に合わないのではないか」と感じるのも自然なことです。
こうした状況を受け、教員の処遇改善と人材確保を目的として法律が改正され、教職調整額は2026年1月1日から毎年1%ずつ段階的に引き上げられ、2031年度までには10%になる予定です。
しかし、引き上げが実現してもなお、「実態に見合わない」「引き上げ完了まで時間がかかる」という声が現場には残っています。
» なぜ教員の給料は割に合わないと感じるのか?勤務実態と給特法の仕組みを解説
クジラボが実施したアンケート調査でも、教職調整額の引き上げが教員のなり手不足解消につながると考える教員は少数派であり、給与面だけでなく働き方そのものの改善を求める声が多いことが分かっています。
詳しい調査結果はこちらからご覧いただけます。
>>【教職調整額に対する教員への定量調査】96%教員「調整額引き上げで教員不足は解消されない」
参考:
e-Gov 法令検索|公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法
文部科学省|公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法等の一部を改正する法律案
日々の業務の中で、人間関係に起因するストレスも先生方を悩ませる大きな要因の一つです。
保護者からの多様な要望や、時には厳しい意見・クレームへの対応に、精神的なエネルギーを消耗してしまうことがあります。
また、職員室内の人間関係もストレスの原因となることがあります。同僚との連携がうまくいかなかったり、管理職との間に考え方のずれがあったりすることで、孤独感や負担感が一層増すこともあるでしょう。
特に、悩みを相談できる相手が職場にいなかったり、相談しても「教員なら当たり前」「昔はもっと大変だった」といった反応が経験の長い教員などから返ってきたりすると、一人で抱え込んでしまいがちです。
このような状況は、精神的な疲労をさらに深めることになりかねません。
「子どもたちの成長を支えたい」という熱い思いを持って教職に就いた、仕事に前向きな人ほど、理想と現実のギャップに苦しむことがあります。
膨大な業務に追われ、一人ひとりの子どもとじっくり向き合う時間が取れないことへのもどかしさを感じる先生は少なくありません。
子どものためを思って提案したことが、古い慣習や規則、管理職の意向、あるいは一部の保護者の声によって阻まれてしまう経験。「本当にこれで良いのか」と疑問を感じ、「バカバカしい」とさえ思えてしまうこともあるでしょう。
この「バカバカしい」という感情の背景には、長時間労働に見合わない処遇や、改善されない働き方、そして「子どものため」という思いが学校の規則や管理職、一部の保護者によって実現できないもどかしさがあるようです。
教育への情熱があるからこそ、現状への不満や無力感が募り、先生特有の「自分がどうにかしなきゃ」という責任感も相まって、疲弊してしまうケースが見られます。
» 教員が「バカバカしい」と感じるほど追い詰められる理由について
教育現場は常に変化にさらされています。学習指導要領の改訂、GIGAスクール構想によるICT環境の整備と活用、新たな教育課題(多様性、グローバル化、SDGsなど)への対応など、先生方には常に新しい知識やスキルの習得が求められます。
これらの変化に対応するための研修や準備、新たな業務が増える一方で、従来の業務が減るわけではなく、むしろ増える学校もあるのが実情です。
新しいことを学び続ける意欲はあっても、日々の業務に追われ、キャッチアップしていくことに疲労を感じてしまう先生も少なくありません。
変化への適応と日々の業務との両立に、心身ともに疲弊してしまう状況が生まれています。

忙しい毎日で無理が重なっていませんか?限界を超える前に、心と体のSOSサインに気づくことが大切です。
ご自身の状態を客観的に把握するために、以下のチェックリストで確認してみましょう。
□ 以前は楽しめていたことに興味が持てなくなった
□ 朝、起きるのが非常につらい、学校に行きたくないと感じる
□ 十分に寝ているはずなのに、疲れが取れない
□ 食欲がない、または過食気味になった
□ 理由もなく涙が出たり、気分が落ち込んだりすることが増えた
□ 集中力が続かず、仕事でミスが増えた
□ ささいなことでイライラしたり、怒りっぽくなったりする
□ 頭痛、腹痛、めまい、動悸など、体の不調が続いている
□ 周囲の人とのコミュニケーションを避けるようになった
□ お酒の量が増えた
これらのサインが複数当てはまる、または長期間続く場合は、心身が限界に近い可能性があります。無理せず休息をとったり、専門機関に相談したりすることを検討しましょう。
クジラボの無料相談では、今の職場で続けるべきか、休職や転職も含めてどう考えていけばよいかを、一緒に整理していきます。選択肢を押しつけることなく、あなたのペースでお話を伺います。
先生という仕事は責任感が求められ、「自分がやらなければ」と一人で抱え込みやすい傾向があります。
そのため、「周りに迷惑をかけられない」「まだ大丈夫」と、自分の心身の限界サインを見過ごしてしまうことがあります。
しかし、「頑張りすぎ」は心身をすり減らし、回復により長い時間が必要になったり、バーンアウト(燃え尽き症候群)につながったりするリスクがあります。
「疲れた」と感じることは、決して悪いことではありません。それは、休息が必要だという体からの大切なサインです。
休むことも、質の高い教育を提供し続けるための重要な仕事の一部と捉え、ご自身の状態を客観的に見つめることが大切です。

限界を感じた時、一人で抱え込まず行動することが大切です。状況を改善する具体的な対処法をご紹介します。
意識的に休息を取り、心身を回復させる時間を作りましょう。
年次有給休暇を計画的に取得したり、管理職に相談の上、思い切ってまとまった休みを取ることを検討したりするのも良いでしょう。
週末は仕事のことを考えず、趣味や好きなことに時間を使う、意識的に睡眠時間を確保するなど、オンとオフの切り替えを心がけることも大切です。
心身の健康を維持するためには、質の高い休息が不可欠です。ご自身を労わる時間を積極的に確保しましょう。
抱えている悩みや辛い気持ちを、信頼できる人に話してみましょう。同僚、経験の長い教員、家族、友人など、誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることがあります。
ただし、職場の同僚や経験の長い教員に相談した場合、「教員はそんなもの」「私の時もそうだった」といった反応で、かえって落ち込んでしまう可能性もゼロではありません。話す相手を慎重に選ぶことも大切かもしれません。
そんな時、利害関係のない第三者に相談することは有効な手段です。特に、キャリアの悩みは個人的でデリケートな問題を含むため、「安心して話せる」と感じられる相手を見つけることが重要です。
具体的には、各都道府県・市町村の教育委員会が設置している相談窓口や、公立学校共済組合が提供しているメンタルヘルス相談サービスなどがあります。
また、私たち「クジラボ」のような、教員のキャリアに特化したキャリアカウンセリングサービスも有効です。
転職で叶えたいことが「心身の負担を減らしたい」のか、「学校とは違った形で子どもと関わりたい」のか、「新しい世界でチャレンジしたい」のかなど、あなたの本音に耳を傾け、具体的な行動計画を立てるお手伝いをします。
実際に、クジラボの先生向けキャリアプログラムを利用した方々からは、多くの前向きな感想をいただいています。「誰かに相談したい」とお考えの際は、ぜひ参考にしてください。
現在の職場で、少しでも働きやすくなるように改善できる点がないか探ってみましょう。
例えば、管理職に相談して、負担の大きい業務の一部を他の先生と分担できないか提案してみるのも一つの方法です。 あるいは、「やらなくても支障がない業務」や「優先順位の低い業務」を見直し、手放すことはできないか提案してみることも考えられます。
ICTツールを活用して、少しでも効率化できる業務はないか検討してみるのも良いでしょう。
ただし、学校全体の慣習や体制を変えることは容易ではありません。過度な期待はせず、「できる範囲で」という視点を持つことも重要です。小さな変化でも、積み重なれば大きな改善に繋がることもあります。
心身の不調が続く場合、無理して働き続けるのではなく、休職制度を利用して一時的に仕事から離れることも有効な選択肢です。
休職は、決してキャリアの終わりではありません。心身を回復させ、自分自身と向き合うための大切な「キャリア選択の一つ」と捉えることもできます。
休職期間中に、「自分はこれから、どんなことを大切にして働いていきたいのか」といった本質的な問いに向き合うことで、復職後の働き方や、場合によっては新たなキャリアへの道筋が見えてくることもあります。
休職を、「自分自身を立て直し、より良い未来を選択するための準備期間」と前向きに捉えましょう。
もし、「誰かと一緒に選択肢を整理したい」とお考えの場合は、私たちクジラボにご相談ください。教員のキャリアに詳しい専門家が、あなたらしい道を見つけるお手伝いをいたします。

「辞めたい」「疲れた」という気持ちは、これからの働き方や生き方を見つめ直すきっかけです。「どうしたいか」という視点でキャリアを考えましょう。
これまでの経験や教育への思いを、学校以外の場所で活かす道があります。教員の仕事自体は好きで、引き続き教育に携わりたいという方に向けた選択肢です。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
EdTech企業(教育系ITサービスを提供する企業)
教材開発企業
児童発達支援事業所
放課後等デイサービス
フリースクール
地域と連携した教育NPO法人
私立学校
通信制高校
日本語学校の講師
これらの分野では、教員として培った知識やスキル、子どもたちへの理解を活かしながら、新たな環境で教育に貢献することができます。
子どもだけでなく、大人の成長やキャリア、人生の転機を支援したいという思いがある方には、人を支える仕事が向いているかもしれません。
この分野では、コミュニケーション能力や共感力、課題解決能力などが活かせます。具体的には、以下のような職種があります。
企業の人事(採用・研修担当)
キャリアアドバイザー
コーチ、カウンセラー
研修講師
メンタルヘルス支援関連職
人材紹介会社の営業
これらの仕事は、相手に寄り添い、その人らしい生き方や働き方を見つけるサポートをするという点で、教員の仕事と共通するやりがいを感じられる可能性があります。
教員とは異なる分野で、新しいスキルを身につけ、キャリアを再構築する道もあります。教員としてのキャリアをリセットし、新しい環境でゼロからスタートを目指す選択です。
例えば、営業職、接客・販売職、ITエンジニア、Webデザイナー、施工管理、店舗管理、制作管理などの職種が考えられます。
これらの分野では、未経験者を歓迎する求人も増えています。特に20代であれば未経験でもキャリアチェンジできる可能性は高く、30代であっても未経験で転職できた事例も増えています。
教員時代には経験できなかった新しい知識やスキルを身につけ、自身の可能性を広げることができるでしょう。 未知の分野への挑戦は不安もあるかもしれませんが、新たなやりがいや成長の機会に繋がることもあります。

「教師を辞めたい」「疲れた」と感じている先生方、今日まで本当によく頑張ってこられました。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。
その感情は、決してネガティブなものではなく、ご自身の心と体、そしてこれからのキャリアと向き合うための大切なサインなのかもしれません。
この記事でご紹介した情報や対処法が、少しでもあなたの心を軽くし、次の一歩を踏み出すためのヒントになれば幸いです。
あなたは一人ではありません。状況を変えるための選択肢は、必ずあります。
もし、悩んでも答えが出ず、客観的なアドバイスが欲しいと感じたら、いつでも私たち「クジラボ」にご相談ください。 5,000名以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の先生方のキャリアに向き合ってきた経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの気持ちに寄り添い、あなたらしい未来を見つけるためのサポートを全力で行います。
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