
2026.2.17
行政職員

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「民間の友人は副業で稼いでいるのに、公務員はなぜ副業禁止なんだろう…」
そんなふうに感じたことが、一度はあるのではないでしょうか。
公務員の副業を縛る根拠になる法律として挙げられているものは以下の通りです。
根拠となる法律 | 要旨 |
国家公務員法第103条第1項 | 営利を目的とする私企業の経営、兼職を禁止する |
国家公務員法第104条 | 非営利の事業団体で事業に従事する場合は、内閣総理大臣およびその職員の所轄庁の長の許可が必要となる |
地方公務員法第38条第1項 | 任命権者の許可なしに営利企業を経営してはならない |
また、国家公務員法および地方公務員法の両方に、副業禁止を意味する3原則も定められています。
3原則 | 要旨 |
信用失墜行為の禁止 | 公務員全体のイメージを壊すような行為をしてはならない |
守秘義務 | 職務上知りえた秘密を他所に流してはならない |
職務専念の義務 | 本職に専念し、本職に支障が出る行為は控えなければならない |
2025年6月の総務省通知によって、任命権者の許可があれば営利活動も可能になりましたが、自治体によって差が大きいのが実態です。
収入を増やしたいときや、自身のスキルアップを考えたとき、「公務員の副業禁止はおかしい」と感じる方もいるでしょう。
その感情は、決して特別なものではありません。
そこでこの記事では、「副業禁止がおかしい」と感じる気持ちの正体や、あなたのキャリアを見つめ直すための具体的な考え方や選択肢を、公務員キャリアの専門家である私たちクジラボの視点からお伝えします。
クジラボは、公務員専門のキャリアカウンセリングプログラムを提供し、これまで5,000名以上(※クジラボブランド累計 2026年6月時点)の相談を受けてきました。相談満足度は98%と高い評価をいただいており、「一度立ち止まって自分のキャリアを見つめ直したい」という公務員の方が年々増えていることを実感しています。
「副業禁止はおかしい」という違和感をきっかけに、これからの働き方を真剣に考えてみたい方は、クジラボのカウンセリングをうまく活用してみてください。まずは無料相談で、いま抱えているモヤモヤを言葉にするところから始めてみましょう。
出典:e-Gov|国家公務員法
出典:e-Gov|地方公務員法

守秘義務や職務専念義務がある以上、副業が原則NGなのは頭ではわかっていても、「それでもなんだかモヤっとする…」という方も少なくないはずです。
そのモヤモヤの奥には、収入・成長・評価など、もっと根っこのところにある本音が隠れていることが多いです。
ここでは、その背景にある理由を少しずつほどいていきましょう。
公務員の給与は景気に左右されにくく、勤続年数とともに徐々に上昇するという安定感があるのが魅力です。しかし、裏を返せば、民間企業のように個人の成果によって給与が大幅に上がる見込みは低いとも言えます。
「自分のスキルを活かせば、もっと収入を得られるはずなのに」と感じるのも、自然なことでしょう。
今は、スキマ時間を使ってできる仕事やオンラインの仕事も増えてきたぶん、「この時間を副業に回せたら…」と考えるのもごく自然な流れです。
数年ごとにおこなわれる人事異動は、幅広い業務を経験できるというメリットがある一方で、「一つの分野での専門性がなかなか積み上がりにくい」と感じやすいデメリットもあります。
本業とは別の分野で新たなスキルを身につけ、自身の可能性を広げたいと考えても、副業という道が閉ざされている…。
そのうちに、「このままここにいるだけで、社会の変化についていけなくなるのでは?」と、言葉にしづらい焦りを抱えてしまう方もいます。
120%の力で仕事に打ち込んでも、最低限の働き方をしている同僚がいても、その評価や給与に劇的な差がつきにくいのが、公務員組織の特徴の一つです。
「もっと頑張った分だけ報われる場所で、自分の実力を試してみたい」という気持ちが、じわじわと副業や転職への関心につながっていくケースも多く見られます。

ただモヤモヤを抱え続けるだけでなく、「今のルールの範囲で、自分にできることはないか?」と考えてみることも大切です。
ここでは、そのための具体的な3つの方向性をご紹介します。
すべての活動が禁止されているわけではありません。
例えば、一定規模以下の不動産賃貸や太陽光発電投資、相続した家業の手伝い、許可を得た上での執筆や講演活動などは認められるケースがあります。
以前クジラボのイベントに登壇いただいた現役市職員の方で、地元の教育企業で高校生のメンターを副業でしている方がいらっしゃいました。
その方が所属する岐阜県飛騨市は地元の人手不足もあって副業に積極的なようです。
また、お金を受け取らないボランティアやプロボノであっても、新しい経験や人脈、スキルを得るきっかけになります。「お金にはならないけれど、自分の成長にはつながっている」と感じられれば、その時間は決して無駄にはなりません。
副業のようにすぐ収入にはつながらなくても、「将来の選択肢を増やすための自己投資」であれば、公務員であっても自由に取り組むことができます。
将来的に公務員からキャリアチェンジする可能性も考慮して、自身の市場価値を高めておくことは、非常に有効な戦略です。
語学の学習や、ファイナンシャルプランナー、中小企業診断士といった資格の取得、プログラミングやデザインなどの専門スキルをオンライン講座で学ぶなど、今のあなたにできることは数多くあります。
このインプットの期間が、未来のあなたを大きく支えることになるでしょう。
「そもそも、副業ができない前提の環境にいること自体がつらい」と感じるようなら、少しずつでも外の世界に目を向けてみるタイミングなのかもしれません。
「自分には公務員の仕事しかできない」と、ご自身で可能性を狭めてしまう必要はありません。
これまでの経験で培ってきた、多様な関係者との利害を調整する力、法令に基づいて正確に物事を進める能力、数年単位のプロジェクトを管理・遂行する力などは、民間企業でも高く評価される普遍的なスキルです。
まずは一度、ご自身の経験を客観的に整理してみましょう。

「副業禁止」という大きな縛りから完全に自由になろうとした場合、どうしても選択肢として浮かんでくるのが「転職」です。
ここでは、公務員から民間企業へ移ることで得られるメリットと現実として押さえておきたいポイントをお伝えします。
民間企業へ転職し、副業が可能な環境に身を置くことでまず考えられるのは、収入源を複数持てるという経済的なメリットです。
本業で安定した基盤を築きながら、ご自身のスキルや興味を活かして別の収入を得られるようになれば、将来の資産形成や予期せぬ事態への備えにもつながります。
「収入の柱が一つしかない」という状況から解放されることは、経済的な安心感だけでなく、精神的な余裕をもたらしてくれるでしょう。
ご自身のキャリアの舵をより主体的に握れるようになることも、転職によって得られる大きな変化の一つです。
公務員の人事異動は、必ずしもご自身の希望が100%反映されるわけではありません。また、数年ごとに専門性がリセットされる感覚に戸惑うこともあるでしょう。
民間企業では、専門分野を深めたり、キャリアチェンジに挑戦したりと、キャリアパスを自ら選択しやすい傾向があります。
ご自身の時間やスキルを「何のために、どのように使うか」を主体的に決められる裁量権は、まさに「自分の人生を自分でコントロールしている」という実感につながるのではないでしょうか。
人事異動によって幅広い業務を経験できる公務員のキャリアとは異なり、民間企業では一つの分野を深く掘り下げ、専門性を着実に積み上げていくキャリアを築きやすい環境があります。
例えばマーケティングやプログラミング、デザインといった市場価値の高いポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)を、実践的に身につけていくことも可能です。
学んだことが成果や評価、収入に直結しやすい環境は、新たな学びへの意欲をかき立て、継続的なスキルアップの好循環を生み出すことにもつながります。
公務員組織とは異なる文化や価値観を持つ人々と働く経験は、あなたを人間として、ビジネスパーソンとして大きく成長させてくれる機会となるでしょう。
利益を追求する視点や市場の変化に対応するスピード感、コストに対する厳しい意識など、これまでとは違う環境に身を置くことで、物事を多角的に捉える力が養われます。
こうした新しい環境での挑戦や多様な人々との出会いは、あなたの視野を広げ、仕事だけでなく生き方そのものを考える上での大きな財産となるはずです。
公共の利益を最優先に考える公務員の仕事とは異なり、民間企業では利益の追求が大きな目的となります。
意思決定のスピード感やコストへのシビアさ、数字で成果を求められるプレッシャーなど、カルチャーギャップを覚える場面も出てくるでしょう。
最初のうちは、その違いに慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
これまでの勤続年数や役職によっては、転職によって一時的に給与が下がってしまったり、福利厚生の条件が変わったりする可能性も考慮しておく必要があります。
また、社会的信用の高さや雇用の継続性といった公務員ならではの安定の魅力は、手放す前によく理解しておくことが大切です。
その上で、自らのスキルでキャリアを切り拓く「自立的な安定」に価値を見出すのかを考える必要があります。

「公務員の副業禁止はおかしい」というその感情は、あなたにとって、ご自身のキャリアを深く見つめ直す絶好の機会です。
大事なのは、そのモヤモヤをただ我慢するのではなく、「自分は本当はどうしたいのか?」と、一度立ち止まって考えてみることです。
少しだけ、心に問いかけてみてください。
あなたが副業を通じて本当に得たいものは何でしょうか。それは、純粋な収入アップでしょうか。それとも、新しいスキルを身につけることへの期待感でしょうか。
あるいは、社会と直接つながり、誰かの役に立っているという実感かもしれません。
こうした「自分が大事にしたいもの」を言葉にしていくプロセスこそが後悔の少ないキャリア選択につながっていきます。
私たち公務員専門のキャリア支援サービス「クジラボ」では、ご相談者様に「転職活動を始めたからといって、必ずしも転職しなければならないわけではありません」と常にお伝えしています。
むしろ、選考を受けたりキャリア面談をしたりする過程そのものが、「自分の経験は社会からどう見えるのか?」を知るための貴重なフィードバックの場になります。
その結果を知ることは、公務員を続けるにせよ、転職するにせよ、今後のあなたのキャリアにとって大きな財産になるはずです。
キャリアのことは、家族や同僚にもなかなか打ち明けにくく、一人で抱え込んでしまいがちです。
職場の人には相談しにくい内容も、私たちクジラボのような利害のない第三者になら、安心して打ち明けやすいでしょう。
対話を通じて考えを整理することで、自分だけでは気づけなかった可能性が見えてくるはずです。
「公務員の副業禁止はおかしい」という感情は、決してネガティブなものではありません。
それは、あなたが自身のキャリアや人生と真剣に向き合っている証拠であり、より良い未来を模索しているサインです。
そのエネルギーを、不満を抱え続けることではなく、現状を変えるための具体的な行動へとつなげていきましょう。
クジラボの無料キャリアカウンセリングが、あなたが自分らしいキャリアを切り拓くための、初めの一歩となることを願っています。まずは無料カウンセリングからお気軽にご利用ください。
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