公務員はストレスを抱えやすい?不調にならないための対策について 

2025.3.22

行政職員

公務員はストレスを抱えやすい?不調にならないための対策について 

公務員はストレスを抱えやすい?不調にならないための対策について 

無料相談はこちらから

公務員として働く中で、さまざまな業務や責任を担ううちに、ふと「このままでいいのか」と不安を抱える方は少なくありません。日々の業務に追われる中で、自分自身のキャリアや心の健康について考える余裕がなくなってしまうことも珍しくないでしょう。

ここでは、公務員特有のストレス要因や、ストレスを感じたときの対処法、さらに新しいキャリアの可能性まで幅広く解説します。心身の健康を保ちながら、自分らしいキャリアを築くためのヒントを見つけていただければ幸いです。

なお、私たちは公務員から実際に転職するかしないかも含めて、キャリア相談をお受けしています。自分の強みを再発見し、新たなキャリアを描き直したり、公務員を辞めずにキャリアUPを実現したりすることのサポートを行っています。

今後のキャリアを今のタイミングで見直したい方はぜひご相談ください。

» 無料相談を予約する

公務員はストレスを抱えやすい

業務量が多く、働く公務員たち

公務員という職業は、社会的な信頼と責任を伴う重要な仕事です。しかし、そのような立場だからこそ、特有のストレス要因が存在します。まずは、公務員がどのようなストレスを抱えやすいのか、その要因を詳しく見ていきましょう。

業務量の増加と人手不足の問題がある

近年、行政サービスの多様化や国民のニーズ増大にともない、公務員には幅広い業務知識やスキルが求められています。少子高齢化による税収減少と行政コスト増加の狭間で、人員削減が進められる一方、業務内容は複雑化する傾向にあるのです。

人手不足や複雑化する業務によって残業が増え、心身の負担も大きくなりやすい状況となっています。

デジタル化の推進により業務効率化が図られる部分もありますが、それに伴い新たなシステムの習得や運用方法の確立など、一時的には負担が増すケースも少なくありません。

組織風土と人間関係の問題がある

大規模な組織であるがゆえの縦割り体制や上からの命令は絶対だという方針にストレスを感じる公務員も増えています。決められたルールや慣習が重視される組織文化の中で、柔軟な発想や新しい取り組みが評価されにくいことにジレンマを感じる方も多いでしょう。

部署内でうまくコミュニケーションがとれる上司/部下と組めればいいのですが、自分で人事を決められない以上、相性がいい時/悪い時があります。人間関係の問題が深刻化すると、毎日の出勤自体が大きなストレスとなる可能性もあるのです。

異動が吉と出るか凶と出るかが自分ではコントロールしきれません。数年ごとの人事異動により、ようやく慣れた業務や人間関係をリセットしなければならないことも、精神的な負担となることがあります。人によっては家族をおいて単身赴任になってしまうことも珍しくなく、家庭生活との両立が困難になるケースもあります。

社会的責任の重さがある

社会全体を支えるサービスを提供する公務員にとって、常に"ミスが許されない"というプレッシャーは大きなストレス源となります。補助金の取り扱いなど、金銭に関わる業務では特に緊張感を強いられることでしょう。

一つのミスがニュース/記者会見レベルになるようなリスクもあります。近年はSNSの普及により、公務員の言動や対応が瞬時に拡散されるリスクも高まっています。「ボールペンで部下の頭を叩いてニュース」など、職場内の出来事が社会問題化することもあるのです。

法律や規則に則った業務が求められ、失敗が許容されにくい風土も特徴的です。前例を重視する傾向が強く、新しい取り組みにリスクを感じる文化があることも、変化を求める若手職員にとってはストレスとなることがあります。

長時間の残業をしている人もいる

業務上、立て込む時期もあります。特に年度末や予算編成時期など、特定の時期に業務が集中することが多く、その時期の負担は非常に大きくなります。去年までは別の部署の仕事だったようなものが今年は部署が変わり忙しくなるなど、組織の再編や業務の見直しによって予期せぬ負担が生じることもあります。

月40時間まで、などのように残業規制があっても、それを超過してしまう人もいます。現実的に割り振られている仕事が終わらないから、サービス残業化してしまう人も中にはいます。公務員としての使命感や責任感から、規定以上の時間を働いてしまうケースも少なくないのです。

朝早く出勤したものの残業申請しづらいこともあります。職場の雰囲気や上司の目を気にして、実際の労働時間を申告できないという問題も存在するのです。このような「見えない残業」が蓄積されると、心身の健康に深刻な影響を与える可能性があります。

ストレスが限界に近づいているサイン

ストレスで物思いにふける公務員

自分では「大丈夫」と思っていても、心身はストレスを受け続けると限界を迎える可能性があります。日々の忙しさに紛れて、自分の心と体のSOSに気づかないことも少なくありません。

ストレスが限界に近づいているときの代表的な兆候を確認しておきましょう。

感情のコントロールが難しくなってきている場合

些細なことでイライラしたり、涙もろくなるなどの感情の起伏が激しくなるのは、メンタルの安定を欠いている証拠です。普段なら気にならないような同僚の言動や市民からの問い合わせに対して、過剰に反応してしまうことはありませんか?

この状態を放置すると、さらに深刻な状態に陥るリスクが高まります。感情のコントロールが難しくなると、職場での人間関係にも悪影響を及ぼし、さらにストレスが増加するという悪循環に陥ることも考えられます。自分の感情の変化に敏感になり、早めのケアを心がけることが重要です。

寝不足や体調不良になっている場合

残業続きで寝不足な場合が注意です。有給も使おうと思っていても、業務の都合でなかなか取得できない状況も少なくありません。しかし、休息の不足は心身の回復を妨げ、ストレスへの抵抗力を弱めることになります。

ストレスは睡眠の質を落とし、慢性的な疲労や体の不調につながることがあります。寝つきが悪い、朝起きるのが苦痛、頻繁に頭痛や肩こりが続くようなら、ストレス過多のサインかもしれません。また、食欲の変化(極端な増加や減少)や体重の急激な変動なども、ストレス関連の兆候として注意が必要です。

仕事へのモチベーション低下を感じる場合

公務員として「使命感がある」「やりがいがある」と感じていたはずなのに、最近は仕事への意欲が湧かなくなったり、責任感だけで動いている状態になっていませんか?かつては熱意を持って取り組んでいた業務が、ただの作業として感じられるようになることは、ストレスが心に与える影響の一つです。

長期間続く場合は要注意です。一時的なモチベーション低下ではなく、数ヶ月以上にわたって仕事への意欲が回復しない場合は、燃え尽き症候群(バーンアウト)のリスクが高まっています。このような状態が続くと、うつ病などの精神疾患に発展する可能性もあるため、早めの対策が必要です。

公務員ができる、ストレスを軽減するための対策

川遊びを楽しむ公務員家族

公務員として仕事を続ける上で、ストレスと上手につきあう工夫は欠かせません。職場環境や業務内容をすぐに変えることは難しいかもしれませんが、自分自身でできる対策はたくさんあります。ここでは、実践的な対処法や考え方をいくつか紹介します。

仕事の優先順位を明確にする

業務量が多いほど、すべてを完璧にこなそうとするのは困難です。

完璧主義な方ほど、すべての業務に同じエネルギーを注ぎがちですが、それは現実的ではありません。何が重要で緊急性が高いのか、何を後回しにしても問題ないのかを見極めることが大切です。

優先度をつけることで、自分が今何をすべきかが明確になります。タスク管理ツールを活用したり、ToDoリストを作成することで、業務の全体像を把握しやすくなります。これにより、闇雲に残業するのではなく、効率的に業務を進められるようになるでしょう。

また、業務を抱えすぎないよう、上司や同僚に相談する勇気も大切です。「一人で抱え込まない」ということは、メンタルヘルスを保つ上で非常に重要なポイントとなります。

特に公務員の場合、「自分が頑張らなければ」という責任感から抱え込みがちですが、チームで業務を分担する意識を持つことで、個人の負担を軽減することができます。

休息時間を確保する

忙しさを理由に休みを削ると、心身の疲労が回復しづらくなり、ストレスが蓄積しやすくなります。いくら忙しくても、休息の時間を確保することは生産性を維持するためにも欠かせません。

昼休憩や定時後など、意識的にオンオフを切り替える時間をつくりましょう。昼食をデスクで取りながら業務を続けるのではなく、できるだけ職場を離れて食事をする習慣をつけることで、心身のリフレッシュにつながります。また、定時後は可能な限り仕事のことを考えない時間をつくることも大切です。

夜はスマホをベッドに持って行かないなど、睡眠の質を高める工夫も効果的です。就寝前のブルーライト照射は睡眠の質を下げることが知られていますので、就寝1時間前にはデジタル機器の使用を控えるようにしましょう。寝室は睡眠に集中できる環境を整えることで、質の高い休息を得ることができます。

土日はジムで運動したり、読書するのも体のリフレッシュ、気分転換におすすめです。適度な運動は体内のエンドルフィン(幸福ホルモン)の分泌を促進し、ストレス軽減に効果があります。また、趣味や学びの時間を持つことで、仕事以外の充実感を得ることができ、メンタルバランスを保つことにつながります。

専門家の力を借りる

メンタルヘルス不調が続くなら、産業医や心療内科、カウンセラーなどの専門家に相談するのも選択肢の一つです。ストレスが高まると自分自身では状況を客観的に捉えることが難しくなることがあるため、専門家の視点を借りることで新たな解決策が見つかることもあります。

組織によっては公務員向けの相談窓口がある場合もあるので、有効活用を検討してほしいものです。多くの自治体や官公庁では、職員のメンタルヘルスケアのための制度が整備されつつあります。匿名で利用できる相談窓口やカウンセリングサービスなど、積極的に活用することをおすすめします。

また、同僚や上司に相談することが難しい場合には、外部の専門家に話を聞いてもらうことで、客観的な視点からアドバイスを得ることができます。ストレスを一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることは、決して恥ずかしいことではなく、自分自身を大切にする行動だと捉えましょう。

難しい場合はキャリアを見直す

上記を対策しても根本を解決できないと感じる場合には、今一度あなたの大切にしたい人生の軸を見直してほしいと思います。

ストレスの原因が環境や業務内容に深く根差している場合、異動や転職を含めたキャリアの見直しが必要となることもあります。

自分にとっての理想的なキャリアや生き方をじっくり見直すなら、元公務員がキャリアデザインをサポートしているクジラボにて、これまでの経験を踏まえながら新たな可能性を探ることができます。公務員としての経験やスキルは、民間企業でも十分に活かせる貴重な資産です。

とはいえ、転職を考えても「公務員以外の道が見えない」「具体的な選択肢が浮かばず転職に踏み切れない」「公務員以外に何ができるのかわからない」といった方に向けて、無料相談対応も行っています。まずは気軽にご相談いただき、自分に合ったキャリアの方向性を探ってみてはいかがでしょうか。
» 無料相談を予約する

キャリアを見直すきっかけとしての転職

キャリアのネットワークの図

ストレス対策を行っても改善が見られない場合や、自分のキャリア観が大きく変化したとき、転職という選択肢を検討することもあるでしょう。公務員の仕事に価値を感じつつも、異なる環境で自分の可能性を試してみたいと考える方は少なくありません。公務員として働く中で視野を広げるためにも、一度立ち止まって自分の将来を考えてみましょう。

転職を考えるタイミング

転職を検討すべきタイミングには、いくつかの共通するサインがあります。例えば、以下のような状況が続いている場合は、キャリアの見直しを考えるべき時期かもしれません。

  • 業務内容にまったく興味を持てなくなった

  • 仕事を通じた成長実感が得られない

  • 仕事中心の生活でプライベートが犠牲になっている

こうした状況が続くと、ストレスがさらに蓄積し、心身に深刻な影響を及ぼす可能性があります。仕事への情熱や意欲が長期間失われている状態は、単なる一時的な気分の落ち込みではなく、キャリアの岐路に立っているサインかもしれません。

公務員として働き続ける中で漠然とした不安を感じ、クジラボのキャリアプログラムを受講した方がいます。その方は「自分の決断に後悔はないものの、真剣にキャリアを考えないまま職業を選択してきたことにモヤモヤが残っていた」といいます。転職を実際にしなくてもキャリアカウンセリングはできますので、まずは自分の価値観や強みを見つめ直す機会として利用してみるのも良いでしょう。

公務員から民間企業への転職のポイント

公務員から民間企業への転職は、キャリアの大きな転機になります。働き方や組織文化、評価基準など、多くの面で違いを感じることになるでしょう。しかし、公務員としての経験は民間企業でも十分に価値があります。

自分が培ってきたスキルや経験をどのように民間で活かせるか分析することが大切です。例えば、政策立案や制度設計に携わった経験は、民間企業の経営企画や事業開発などの分野で活かせる可能性があります。また、法令や規制に関する知識は、コンプライアンスや法務部門での強みとなるでしょう。

公務員ならではの「折衝能力」や「調整能力」は民間でも評価されやすいポイントとなります。多様な関係者との合意形成や利害調整を行ってきた経験は、プロジェクトマネジメントやチームリーダーとしての役割に直結します。自治体での住民対応や窓口業務の経験は、顧客対応やカスタマーサポートのスキルとして評価されることも多いのです。

転職活動を始める際には、自分の経験や強みを客観的に整理し、民間企業でどのように貢献できるかを明確に伝えられるよう準備することがポイントとなります。

また、業界研究や企業研究を十分に行い、自分の価値観やスキルに合った企業を見極めることも重要です。

自分に合った選択で公務員人生をより豊かに

笑顔の公務員たち

公務員としての仕事は社会に必要不可欠であり、その業務を担うことは大きなやりがいでもあります。住民の生活を支え、社会の基盤を整える役割は、非常に価値のある仕事です。しかし、責任の重さや組織の仕組み、業務量などからストレスを感じやすいのも事実です。

大切なのは「ストレスを放置しないこと」と「自分らしい働き方」を追求する姿勢です。ストレスのサインに早めに気づき、適切な対処を行うことで、長期的に心身の健康を維持することができます。また、自分の価値観や強み、働き方の希望に合わせたキャリア選択をすることで、より充実した職業人生を送ることができるでしょう。

転職は最終的なゴールではなく、自分の人生をより豊かにするための選択肢の一つにすぎません。「なぜ転職したいのか」「これからどんな未来を描きたいのか」を見つめ直し、必要であればキャリアカウンセリングなど専門家のサポートを受けてみましょう。自分自身の内面と向き合うことで、今後のキャリアに対する不安を具体的な行動計画に変えていくことができます。

そうすることで、公務員という安定した立場だけに縛られず、柔軟かつ自分らしいキャリアを築くことが可能になります。公務員を続けるにしても、転職するにしても、自分自身が納得のいく選択をすることが最も重要です。

もし、今の職場で感じるストレスが日常生活にまで影響を及ぼすようであれば、私たちまでご相談ください。あなたの思いや悩みに寄り添いながら、共に前向きな一歩を考えていきます。公務員以外のキャリアの選択肢のイメージが得られたり、ご自身の気づいていない強みを発見して公務員として再出発するなど、自分らしく生きられるキャリアを見つけられます。一人で悩まず、専門家のサポートを活用して、より良い未来への第一歩を踏み出しましょう。

行政職員専門のキャリアデザインプログラム

行政職員専門の
キャリアデザインプログラム

ロゴ

無料キャリア相談はこちらから

keyboard_arrow_right
コラム一覧へ戻る

公務員はストレスを抱えやすい?不調にならないための対策について 

ロゴ

お問い合わせ

お仕事に関するご相談やご依頼、
その他お問い合わせはこちらから
お気軽にお問い合わせください。

arrow_forward

無料相談予約

キャリアに関するご相談については
平日・土日問わずお気軽にご相談ください。
カレンダーよりご予約可能です。

arrow_forward