公務員が「つらい」と感じやすい理由は?限界の時に試してほしいこと

2025.4.7

行政職員

公務員が「つらい」と感じやすい理由は?限界の時に試してほしいこと

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公務員の仕事は「社会的信用が高い」「世の中の役に立ちたい」という思いで始める方が多い一方、実際に働くうちに理想と現実のギャップや組織のしがらみに悩むケースも少なくありません。

もし「公務員がつらい」「このまま続けていて大丈夫なのか」と感じるなら、まず自分の気持ちを整理してみませんか。ここでは、公務員が抱えやすい悩みの背景や、今後のキャリアを考える際のポイントをまとめました。

私たち「クジラボ」は、公務員向けのキャリアカウンセリングを行い、多くの相談に向き合ってきました。「あなたが何を叶えたいのか」を大切にしながら、一緒に可能性を探っていきましょう。

クジラボでは、公務員としての働き方を続けるか、あるいは転職を含めてキャリアを見直すか迷っている方を対象に無料相談を行っています。「公務員としての強みを活かしながら、どのようにキャリアアップしていけるか」「本当に転職して大丈夫なのか」など、一人では整理しきれない不安や疑問を一緒に解決していきましょう。

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公務員が「つらい」と感じやすい理由

公務員がつらくて考え込む女性

多くの公務員が職務上で感じる苦痛には、共通する要因が存在します。

あなたの状況に当てはまるものがあるかもしれません。

数年に一度の人事異動でキャリアを積みにくいから

公務員は定期的に部署異動があり、希望どおりに配置されるとは限りません。未知の分野に配属されるたび「いつまでこの状態が続くのか」と不安になることも珍しくありません。

特に専門性を深めたい方にとっては、2〜3年ごとの異動がスキルの蓄積を妨げる要因となります。ようやく慣れてきたタイミングで異動すると、また一からのスタートになり、キャリアの方向性を見失いかねないのです。

人事異動に伴う人間関係の難しさもあるから

異動先で同年代の方がいないケースもあります。

実際に現役の県職員から聞いた話で、自分だけ20代で、周りが40〜50代ばかり、お昼に本音で話せる仲間がいないという声もあります。

このような環境では、仕事の悩みを気軽に相談できる相手がいないことで孤独感を抱きやすく、また価値観や興味の違いから会話が噛み合わないと感じることもあるでしょう。職場での人間関係が構築しにくい状況が続くと、モチベーションの低下や疎外感につながりかねません。

加えて、公務員の場合は異動によってこれまで築いた信頼関係が一旦リセットされるため、「せっかく馴染んできた職場を離れて、また一からやり直し」というプレッシャーがあるのも特徴です。慣れた人間関係や職場環境があるほど、異動のストレスは増す傾向にあります。

異動で引っ越しが必要な場合においても、引っ越しの手間・費用だけでなく、周辺のご家庭との人間関係の再構築というプレッシャーも発生します。

多岐にわたる業務を同時に抱えてしまうから

部署や勤め先によっては、「住民対応」「書類作成」「関連部署との調整」など、多岐にわたる業務を同時進行で進めなければならない場合があります。また、部署によっては予算編成などの繁忙期が重なることもあります。

残業削減という号令だけはあっても、実際に仕事の量が減っているわけではないため、持ち帰りで業務をこなさざるを得ない人もいます。

実際に県庁などの電気がどれくらいついているかを見れば外からも見れますが、平日夜遅くや土日・祝日に仕事をしている人も多く、複数階の電気が点灯している時があります。

このように、掲げている「働き方改革」と実態が乖離している状況では、個人の努力だけでは解決できない構造的な問題に直面していることも少なくありません。業務量に対して人員が不足している状況下では、一人あたりの負担が増加し、心身の疲労につながりやすいのです。

組織の都合が優先されやすい一面があるから

公益性の観点から、何か新しい取り組みを提案しても「前例がない」「慎重に進めたい」とストップがかかりやすい側面があります。

組織全体の手続きやルールが優先される傾向があるため、「前向きに何かに貢献したい」と思う方ほどもどかしさを感じてしまうかもしれません。

特に「社会を変えたい」「より良いサービスを提供したい」という意欲が高い人ほど、組織の風土とのギャップに苦しむことが多いです。

住民対応やクレーム対応の精神的負担があるから

窓口や電話対応で、住民からの厳しい声を受ける機会も少なくありません。「自分なりにベストを尽くしているのに、どうしてわかってもらえないのだろう」と悩み、気づかぬうちに心が疲れてしまうケースもあります。業務の性質上、完全に避けられない部分ではありますが、メンタル面の負荷は大きくなりがちです。

対応する住民の中には、制度上の制約によりご要望に応えられない場合でも、担当者個人に対して感情的な言葉を向けられる方もいます。このような状況が続くと、自信を失ったり、疲弊感が蓄積したりすることがあります。

「公務員が辛くてもう限界…」と感じたときに試してほしいこと

人との繋がり

つらさを感じる状況から脱するためには、具体的なアクションが必要です。

少しずつでも状況を改善するための取り組みを始めてみましょう。

一人で抱え込まず、身近な人や専門家に相談

組織内に「何でも相談し合える同僚や先輩」がいれば、思い切って気持ちを打ち明けてみることが大切です。

また、外部のキャリアカウンセリングサービスなど、第三者の視点を得られる相談先を活用するのもおすすめです。自分一人では気づけなかった問題点や解決策が見えてくることがあります。

「そもそも、自分はどんなキャリアを望んでいるのだろう?」と迷っている方は、ぜひクジラボにご相談ください。元公務員スタッフやキャリアカウンセラーが、公務員を続けるか転職を考えるかも含め、あなたの思いを整理するお手伝いをしています。公務員で培ったスキルや経験をどのように活かすか、一緒に考えてみませんか?

相談は、ただ悩みを打ち明けるだけでなく、自分では気づかなかった選択肢や解決策を見つけるきっかけになります。似た悩みを乗り越えた経験者の話は、より具体的な対処法のヒントにもなるでしょう。

「職場では言いづらいことも、利害のない第三者になら正直に打ち明けられる」というケースは多いです。一人きりで抱え込まず、「つらい」という気持ちをまずは認めることが、立ち直りへの大事な一歩といえます。

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業務量や働き方を整理し、優先度を見直す

一度、今抱えているタスクを洗い出し、優先度の高いものと低いものを明確にしてみてください。「やらなくても支障がないタスク」または「誰かに任せられるタスク」を思い切って手放すだけでも、心身への負荷は大きく変わることがあります。

「小さい子供がいるから…」、「今年は担当者が減ったから…」と一部の人に仕事が集中することがあります。

しかし、一人で二人分の仕事に対応して精神を壊すのは望ましくありません。その前に上司に分担を働きかけることを意識しましょう。

真面目な人ほど注意が必要です。不要な残業や持ち帰り仕事を減らすきっかけになるはずです。

とはいえ、公務員の場合は、たとえ本質的には意味のないように感じるタスクでも、指示された以上やらざるを得ないケースが多いのも事実です。こうした場合には、上司や周囲と話し合い、可能な範囲で業務を調整してもらうなど、少しずつ働きかけてみることが大切でしょう。

業務整理の具体的な方法としては、まず自分の業務をすべて書き出し、その中から「緊急性が高いもの」「重要度が高いもの」を区別していきます。次に、それぞれのタスクにかかる時間を概算し、自分の勤務時間内に収まるかどうかを確認。収まらない場合は、上司に相談して優先順位や期限の調整、あるいは業務の分担を検討する材料とします。

また、どうしても改善しきれない状況にあるときは、時には「休職」や「配置転換」の制度を活用するのも選択肢の一つです。組織内の異動希望を出してみる、長期休暇を取るなど、自分の心身を守るための行動をためらわないでください。

心身の健康を保つ工夫をする

疲れがたまっていると感じる場合は、まず休養を確保することが重要です。

有給休暇を取得し、一旦リフレッシュ期間を設けるのも一つの手です。仕事が立て込んでいる人ほど有休消化の余裕がないとは思いますが、身体のケアをすることで、パフォーマンスも向上します。

加えて、有給を取らない前提で業務を遂行すると、上司から見ても適切な業務の分担量を見誤ることになります。

特にメンタル面が限界に近いときは、早めに医療機関に相談してみるのも選択肢の一つになるでしょう。

心身の健康を維持するためには、仕事とプライベートの境界線を意識的に引くことも重要です。例えば、帰宅後や休日は仕事のメールをチェックしない時間を設ける、趣味や運動の時間を確保するなど、意識的に「オフの時間」を作ることで、心のリセットができます。また、睡眠時間の確保や適度な運動、バランスの取れた食事など、基本的な健康習慣を守ることも、ストレス耐性を高める上で欠かせません。

心が限界に近い状態では、自分を責めやすくなり「こんなことで休んではいけない」と思いがちですが、あなたの人生や健康は何より大切です。

つらい状況から転職で今後のキャリアを考えるポイント

黒板にポイントを書く様子

現在の職場環境に限界を感じているなら、新たな道を模索することも選択肢の一つです。その際に意識しておきたいポイントをご紹介します。

転職は"目的"ではなく"手段"と捉える

現職への不満だけを理由に転職すると、また同じ悩みに直面するリスクがあります。大切なのは、転職で“何を実現したいか”を明確にして、あくまで手段として位置づけることです。

多くの方が陥りがちなのは、現在の職場環境への不満から「とにかく環境を変えたい」と考え、十分な準備や目標設定なしに転職活動を始めてしまうことです。

しかし、そのようなやり方では新しい職場でも同様の問題に直面する可能性が高まります。転職はキャリアの中の一つの選択肢であり、自分の理想とする働き方やキャリアを実現するための手段であると認識することが重要です。

「もう逃げたい」という思いは自然ですが、それだけが理由になってしまうと転職先でも同じ悩みに繰り返し苦しむことになりがちです。

あくまで「自分らしく働き続けるために、転職という手段も視野に入れる」という考え方を持つと、判断に迷いが少なくなります。

「転職して何を叶えたいのか」を言語化する

公務員を続けるにしても、新しいフィールドへ飛び込むにしても、自分がどんな理想的な未来を思い描いているかを言葉にしてみましょう。何を大切にしたいのか、どんな働き方であれば前向きなイメージを持てるのかをはっきりさせることで、意思決定がしやすくなります。

例えば、「専門性を高めたい」あるいは、「裁量を持って仕事をしたい」、「成果に応じた評価を受けたい」、「ワークライフバランスを重視したい」など、自分が仕事において最も大切にしたい価値観を明確にすることが第一歩となります。

これらの価値観に基づいて、公務員として働き続けるのか、あるいは民間企業などへの転職を検討するのか、選択肢を比較検討することができるようになります。

頭の中でモヤモヤしている希望や不安を紙に書き出してみたり、信頼できる人に話すだけでも、「何を求めているのか」が少しずつクリアになることがあります。

転職に踏み切るかどうか迷っている段階でも、一度「自分は何を叶えたいのか」を言葉にしてみてください。

自分の価値観や努力・成果を客観的にとらえる

「自分は何が得意なのか」「どんな業務で貢献した実績があるのか」といった自己理解を深めることも重要です。職務経歴書を作成してみたり、キャリアカウンセリングを受けてみることで、意外な強みに気づくことも少なくありません。

公務員として培ってきたスキルや経験は、客観的に見れば非常に価値のあるものかもしれません。

例えば、複雑な行政手続きを理解する能力、多様な関係者との調整力、公共性を意識した判断力など、民間企業でも十分に活かせる強みを持っている可能性があります。自分では当たり前と思っている業務経験も、違う角度から見ることで新たな価値を見出せるでしょう。

自己分析をする中で、「どんなときに仕事のやりがいを感じたか」「どんな場面で周囲から感謝されたか」を振り返ると、自分の中にある大切な軸が見えてくるはずです。

公務員から民間へ転職する際の影響

公務員から民間へ転職した女性たち

公務員が辛いときに、辞めて民間に転職を考える場合、「そもそも自分に合うのか」「メリット・デメリットは何か」という疑問は大きいはずです。ここでは、よく挙げられる点を整理しました。

柔軟な働き方や新たな人間関係との出会いがある

業界や会社によって差はあるものの、民間企業では年齢や勤続年数よりも努力や成果が重視されやすく、社内外の多様な価値観や属性の人々と関係を構築するチャンスも増えます。公務員時代には得られなかったスピード感や裁量に魅力を感じる方も多いでしょう。

民間企業では、自分の提案やアイデアが比較的早く実現に移されることがあり、「自分の仕事が社会や顧客に与える影響を実感しやすい」という点も、やりがいにつながります。

リモートワークやフレックスタイム制など、柔軟な働き方を導入する企業も増えているため、ライフスタイルに合わせた選択肢が広がる点も魅力です。

営利組織の考え方に戸惑うことも

民間企業では「利益」や「売上」を意識しながら業務を進めるため、公的機関とは文化や商習慣が大きく異なる場合があります。

公務員としての経験しかない方にとって、企業の「利益追求」という考え方や、競争にさらされる環境は、価値観の転換を求められることもあるでしょう。

また、公務員時代には「法令や規則に則った対応」が正しい判断基準でしたが、民間企業では「顧客満足」や「コスト効率」といった異なる基準で判断を求められることも少なくありません。

このような文化の違いに慣れるまでには時間がかかることがありますが、両方の視点を持つことで、キャリアの幅が広がるともいえます。

一時的に給与が下がる可能性もある

公務員の給与テーブルは年齢や勤続年数に応じて設定されているため、民間企業に移ると「一時的に下がる」ケースは珍しくありません。

ただし、働き方次第では今後大きく伸ばせる可能性もあり、自ら行動しながら活路を切り開いていきたい方にとっては、視野に入れる価値がある選択肢といえるでしょう。

特に30代以降の転職では、公務員としての安定した給与水準と比較して、民間企業のオファーが物足りなく感じられることもあります。しかし、成果主義の企業では、実績を積むことで短期間での昇給や昇進のチャンスも広がります。

たとえ一時的に収入が下がったとしても、「自分の理想に近づくための必要経費」と捉え、将来的なキャリアアップを目指す人は多いです。

貯蓄の状況を確認したり、家族との話し合いをもつなど、計画的に準備しておけば不安も軽減されるでしょう。

「自分はどんな未来を望んでいるのか」を明確にしよう

未来につながる海の風景

公務員として「つらい」と感じる理由は人それぞれですが、人事異動の頻度や幅広い業務負荷、組織の縛り、人間関係のストレスなどが重なると心身に大きな負担がかかりがちです。

まずは一人で抱え込まずに周囲へ相談し、転職を含むあらゆる選択肢を“手段”として捉えてみてください。理想の未来が描けるようになると、公務員を続けるか別の道に進むかの判断もしやすくなります。

もし道に迷ったら、キャリアカウンセリングの専門家に相談するのも一つの方法です。「クジラボ」では元公務員のキャリアアドバイザーが、あなたの想いをじっくりヒアリングし、キャリアの選択肢を広げるサポートをしています。

クジラボでは、元公務員のキャリアアドバイザーがあなたの想いをじっくりヒアリングし、キャリアの選択肢を広げるサポートをしています。「公務員人生をどう設計すればいいのか」「転職に踏み切る前に何を確認すべきか」など、何でもご相談いただければと思います。

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